どんな仕事にも邪魔になることがあるもの。
軽の運送業にも上手くいかない原因がいくつかあります。
そんな原因の一つが実は車内にあってこう呼ばれています。 の意
軽運送業に多く使われている1BOXタイプの車ですが、実は4人乗りで後部座席があるのです。
通常は荷室の床下に後部座席は収納されておるのです。
年式の古いタイプですと後部座席にシートベルトが装着されていないものが多い!
運送専用で後部座席など使用しない方には全然問題ないのですが、最近の車には必ず後部座席用のシートベルトが装着されており、これが荷物の積み込みの際に結構邪魔になるんです。

写真左手前側に写っているのがそのシートベルトなのですが、これは当然左右2箇所にあり、しかも床面ギリギリのところにも金具が出ていますので、荷室には合計4箇所の突起物があることになります。(実際は運転席と助手席にもありますが、こちらは位置的に積み込みにはさほど影響はない)
商業貨物便という仕事柄、車内には目一杯積み込みたいのでこの突起物が現実問題として厄介なのです。
無理して積み込むと箱を損傷させたりもします。
物理的に取り外すことは可能だと思いますが、個人的に家族乗りもしますのでシートベルトを取ってしまうというのも現実的ではないし、使う度に取り付けるというのも面倒である。
実際この突起のおかげで積み込みを断念したこともありましたし、たかが数センチとバカにすることができないまさに厄介者なのです。
軽運送業は車体が小さいが故のセンチ単位の激しい攻防が日々繰り広げられている繊細な仕事なのです。
<今回の故事・ことわざの源泉>
「目の上の瘤」
何かと目障りであったり、じゃまになったりするもののたとえ。
目の上のたんこぶ。
(by 大辞泉)