2019年10月12日

備えあれば憂い・・・なし?

横浜エリアは朝7時過ぎに警戒レベル3相当、大雨・洪水・暴風警報並びに雷・高潮・波浪・竜巻注意報、および避難勧告の地域が時間とともに増えていってます。まだ雨も風も普通ですが、これが数時間後にはあの台風15号の時の恐怖が再現される・・・

前回は真夜中でしたので外の様子とか全くわからず、ただマンションをも揺らす暴風の音、窓ガラスが割れるのではないかという恐怖に怯え耐えるばかり。交通機関が麻痺するのがわかっていても通勤しなければという変な緊張感・興奮により寝付けなかった人も多かったのではないでしょうか?

割と短時間で恐怖から解放された前回と違って、今回の台風は規模が大きすぎてあの恐怖と緊張が長時間に及ぶ。
幸いというか週末であったことがせめてもの救いか。もちろんこんな状況でも仕事場に向かわなければならない人もいるし休めない人もいる。そういう方々に感謝と尊敬の念を持って過ごすしかないですね。


今回は過去の教訓と世の風潮から休みを決めた企業も増えました。最近は鉄道関係は計画運休の告知のタイミングがしっかりしてきたので、無駄に駅に行ってガッカリすることも減ってきました。
スーパーなどの小売業も消費者の食料品などの事前の買い込みもあって品不足。物流も滞るので当日休業という英断をするようになった。そして物流を担う運送業界も大手2社が社員の安全と道路事情を考慮して被害が予想されるエリアで早々と営業中止を発表してくれたことにより、他社も決断がしやすくなった。

このように仕組みの上流がきちんと決断すれば、その下に位置して働く者に安全という恩恵が降り注ぐ。労働者だって生身の人間ですから危ないとわかっている状況で働かされるのは嫌ですよね。


東日本大震災があった当日や翌日にも普通に業務をしようとしていた運送業界が、前日に休業を決め込むなんてこの業界に従事する者にとってはホントに驚きです。
しかしこうした流れの空気を読めない者もいまだにいる。

今回の台風が週末に日本を直撃しそうだというのは何日も前からわかっていたこと。混乱することがわかっているのにわざわざ土曜日に配達指定してきた者が多数いました。しかも土曜日に台風が直撃する確率が高まるにつれ土曜日指定の荷物が増えていく。指定する側は一体何を考えているのか。

昨日既報の通り運送会社の多くは土曜日の配送業務を中止決定しました。土曜日指定してきたお客様には一応その旨をお伝えしご理解ご協力をお願いするのですが、中には激怒する客もいるのです。たった一人・たった一社の荷物のために何人もの従業員が出社して対応する理不尽さは過去には当たり前だったかもしれないが今は違う。こういう客に限って不在再配達・また不在ということを平気でする。配送を無料のサービスとして軽視しているとしか思えません。「台風だろうが何だろうが配達するのはお前らの仕事だろ!」という態度を露骨に表す。

こういう人って暴風雨の中、無理に配達に行けば「遅いよ!」「大事な荷物が濡れちゃってるじゃねーか」と更に難癖をつけくるタイプが多い。無理難題を押し付けて人を攻撃することに快感を求めているのだろうか?煽り運転するタイプっぽいぞ。




結局この顛末はどうなったかは知りませんが、台風が来る日を知っていながら配達を請けてしまう側にも問題はある。依頼があった時点で土曜台風上陸という確率が高いのがわかっていたにも関わらず断らなかったわけですし、土曜日休業しまーす!というのは後出しジャンケンである。

とりあえず請けてしまえ!という丼勘定的な伝統的な業界や会社の慣習と、働き方改革や従業員重視という厳しい世間の目を意識しなければならなくなった現状の板挟みになっちゃってるんですな。


個人事業主にも言えることですけど、とりあえず請けちゃえというのはトラブルのもとになりやすい。ダブルブッキングしたり自分のキャパを超えた仕事だったりすれば相手に迷惑をかけることになる。

断ることも自己管理の一つです。自分のスケジュールや能力をしっかり把握し、「今ならこのぐらいの仕事ならできるな」と常に意識しておくことが大切です。売上げ第一とか相手にいい顔しようと背伸びした働き方をしていると、結局仕事と時間に追われるだけの生活になってしまう。労働対価とかは2の次になり、安価でいいように使われていることに気付かなくなる。
安価で条件の悪い仕事が自分に来るということは、自分が安価の価値しかないと思われていると危惧した方がよい。
自分の価値を上げる働き方を模索していかないとね。


2〜3日分の食料品は確保し、ベランダは片付け浴槽に水も溜めました。スマホやパソコンは満充電しモバイルバッテリーも満充電して台風が無事に通り過ぎるのをじっと待つだけ。
地震災害と違って自分の意思で行動に工夫ができます。

今日は肉体労働をキャンセルし在宅ワークで収入を確保します。
最近時間が取れなかった読書などは外出できない日の最高の過ごし方になります。家から出られないという特殊な状況をいかに活用していくか。
老いて動けなくなる自分の未来を想像して過ごしましょう。




posted by ガラダマ at 10:26| Comment(2) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月11日

家から出れない食べ物ない!

明日、未曽有の災害を引き起こすかも知れない大型の台風が関東を直撃しそうです。
先月の台風15号と同様の強さ・同様のコースに加えて長時間の暴風雨が予想され、私達の工夫や忍耐が試されます。

それでも最近の台風被害の教訓から、各方面で積極的な対策が行われるようになってきました。

今回は土曜日ということもあり公共交通機関も早めに計画運休を発表しています。またこれまでと違ってきたのがサービス業の対応で、スーパーや百貨店の休業措置。さんざん従業員軽視と叩かれてきた反省か、次々と臨時休業が発表されています。

まあ店を開けてるから来ちゃうお客さんもいるわけで、店が開いていなければ客も外出しない。従業員も無理な出勤をしなくて済むし、安全を重視するのであれば賢明な対応でしょう。営業中の雨漏りや停電で右往左往するよりよっぽど経済的です。


私が一番驚いたのが運送業界の対応。
佐川急便が早々に12日の配送・集荷業務を中止すると発表。ヤマトも負けじと12日の業務中止を発表。
大手がそうするならと中堅どころも次々と業務中止を表明し、明日は東日本ではトラックが走らず(走りたくても走れない)物流が滞ることが予想されます。

これまでは台風だろうが大雪だろうが「物流を止めるな!」という大義名分の下で無理やり稼働していたのに、やはり従業員軽視という世間の批評に配慮してか、相次ぐトラック事故ニュースの悪印象を払拭させようとしているのか、いずれにしても良いことだと思います。運賃はタダと思っている人々に思い知らせるには多少の不便さを感じさせるのが効果的ですね。


今日昼間、運送仕事の合間に食料を買っておこうとスーパーに数件立ち寄りましたが、すでに報道されていたとおり食品の棚から綺麗に品物が無くなっておりました。
消費者も災害時の生活を学習しているのか、火や水を使わなくても食べれるパン類が最初に品切れを起こしているようで、夕方にはコンビニやドラッグストアにも飛び火して本格的に食糧不足の様相を呈しています。

また、ガソリンスタンドにも長蛇の列ができていました。
台風が過ぎ去ったあと、ガソリンスタンドが無事である保証は何もないし、車は万が一の停電時の電源供給源になり得るわけですからこれも一つの準備ですね。家が崩壊しようものなら雨風防ぐ場所にもなり得ますし。




明日の土曜日から日曜の午前中にかけて、多くのトラックが走らなく(走れなく)なることが予想されるため品不足は更に深刻な状況になるかもしれません。特に今日買い物をしそびれてしまった人は侘しい連休になるのでしょうか。明日はスーパーやファミレス等のフード関係は臨時休業するところが多くなるため、食料難民は貴重な「飢え」体験をすることになる?


平和ボケしている現代人に喝を入れる格好になっているのが最近の相次ぐ台風被害。改めて自然の驚異を実感します。
今回の台風も過ぎ去ってみないとどれぐらいの被害・影響があるのかわかりませんが、普段いかに恵まれた生活をしているのかを知る良い機会にしたいですね。

お住いのエリアのハザードマップや緊急避難場所、家の劣化している部分を確認する。防災グッズの点検、保存食の消費期限・入れ替え、家族の連絡方法、停電・断水時の対処等、いくらやってもやりすぎということはない。たぶんどれだけしっかりやっていたつもりでもいざ本番になると半分の力も発揮できないのではないだろうか。




特に皆が困ったこととしては携帯やスマホのバッテリー問題。
あまりにも依存しすぎているので、これが使えなくなることは精神的に物凄く不安になるらしい。

台風15号の時の被害地の人々が1週間以上も停電になっていた話、自分に置き換えてどうでしょう。
1週間携帯やスマホ・パソコンに電源供給できない事態って不便どころの騒ぎじゃないですよね。


不運・不幸を嘆くだけでなく、その経験は無駄にすることなく次に生かしていかなければなりません。
それは転職も同じ。転職をすればするほどドツボにはまっていくというのは、どこかが狂っているはず。


どうせ外出も出来ないような天候になるのですから、開き直って家で何が出来るかとことん追求してみるのもよいかと。今の世の中、在宅でお金になることはいくらでもあるし、そこに気付いてしまったら通勤地獄がバカバカしくなる。
外出しないことが新たな気付きにつながるかも!





posted by ガラダマ at 23:31| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月07日

セカンドオピニオン

今日の朝食は長崎ちゃんぽん麺2倍の積荷オヤジです。

週休3日の本業生活において月曜日は午前中フリーです。今朝は先月CTスキャン等で腎臓の定期検査をした結果を聞きに病院に行ってきました。
幸い腎臓の石および腫瘍(水疱)は変化も無く特別にどうこうしなくても済みましたが、引き続き経過観察していきます。

今年に入ってから診察がセカンドオピニオン制になり、通っている病院の他に都内の大学病院の先生にも検査データを送り複数の目でチェックしてもらっております。
その結果、腎臓とは別にいろいろな指摘が出て来ました。

前立腺肥大・鼠径ヘルニアの兆候、左大腿部静脈炎の疑い・・・

いずれも現時点においては手術や緊急の治療は必要がないとのことですが、放置しておいてよいわけでもないので進行させない生活を心がけないといけませんね。
いや、朝から長崎ちゃんぽん麺2倍がダメだろう ^^;


鼠径ヘルニアは痛みはありませんが自覚はしていました。40代ぐらいの頃から右下腹部が微妙に膨らんでいるのに気付いていたのですが、ここ数年でゴルフボール3分の1ほどに成長しています。腸が腹壁を破って飛び出す(脱腸)とさすがに痛いし手術になるようですが、運送業のように重い物を持ち上げる時に踏ん張るとそのキッカケになったりするとか・・・ ^^;ヤバいやん
ヘルニアを進行させない生活って、ドライバー職はダメですな。

大腿部静脈炎・・・ 全く自覚はありませんでした。
いわゆるエコノミー症候群も関係するようで狭い空間で長時間座っていたりすると血液の流れが悪くなり、静脈壁の炎症を引き起こし血栓を生じさせる原因にもなるらしい。
静脈炎を進行させない生活って、ドライバー職はダメですな。

前立腺肥大は男性はもう歳とると皆関係してくる病気ですからある程度仕方がないですな。
しかし残尿感やトイレが近くなるというのはドライバーにとっては大きな問題になり得ますね。
前立腺肥大が進行したら・・・ ドライバー職はダメですな。




サラリーマンなら真っ当な会社であれば毎年健康診断を実施しているはずですけど、個人事業主となると健康診断をする機会というのがなかなか作りづらい。持病や自覚症状がなければ尚更です。

私の例で申し訳ないのですが、体力の衰えを感じるのは当然として、一見健康そうに働いていても上記のセカンドオピニオンのように複数の医師の目による多角的な検査を受けると、全く予想もできなかった疾患が発見できたりする。手遅れになるかならないかの瀬戸際で生き永らえるかもしれません。
ちょっと面倒でも個人事業主は、いや中高年になったら定期的に健康診断はやっておいた方が良いと思います。


健康診断に加えて「働き方診断」というのも定期的にやった方がよい。できればセカンドオピニオン制で(笑)。
自覚症状が無くても働き方をこじらす前に!

先生っ! ドライバー職ってダメでしょうか・・・?


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早期に「遺伝体質」を知り、「適量飲酒」を心がけることで、「病気のリスク」
を下げることが大切です。

適量を守れば、お酒は健康を後押しします。
家族やあなたを守る「アルコール感受性遺伝子」の検査をおすすめします。

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3595KK+AHGUB6+1234+U0W1F

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posted by ガラダマ at 23:55| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月29日

増税特需 AGAIN?

10月1日の消費税増税を目前にして先週、特に金曜日の荷量は凄まじいものがありました。

一般消費者が増税前の買いだめをしているように企業やお店レベルでも資材等の買い置きが行われている。
その荷量が先週顕著となっていました。

生鮮食品等の消費期限の短いものは大量の買い置きは無理ですが(あるいは予約という形で入金ベースで現行の消費税額で決済だけ完了しているか)、オフィスのコピー用紙とか介護老人施設や宿泊施設向けのサニタリー類等は当分配達しなくてもいいんじゃね?というぐらいに到着してます。

一般消費者がいくら増税前に日用品を買いだめしたところで節約額はたかが知れてますけど、企業レベルでの消費材だと増税後に購入するより数万円〜数十万円の節約は可能になる。
ただし全てを自社施設内で保管できるならという話。
買いだめ分を倉庫等を借りてなんてやったら本末転倒。
個人なら有り得る節約の勘違い話になってしまいます。


話は元に戻りますが、荷量が増えてもその対処の仕方を誤れば運送会社にとって有難迷惑な特需になりかねない。
通常はレギュラーのお得意様の荷量をベースに営業所毎に最大限の利益をもたらすように多少の荷量調整を行っており、繁忙期のように事前に予想できて期間が数か月に及ぶような毎年のデーターを活用できる忙しさであれば、委託を増やす等対処は十分可能。

しかし数か月前までやるのかやらないのかハッキリしない今回の増税のようなイベントは、丼勘定でやってきたこれまでと違って今はコンプライアンスが厳しくチェックされているので、積載超過、速度超過、労働時間超過させて切り抜けるというわけにはいかなくなっている。

実際今回の荷量も通常50kg〜100kgぐらいで軽の委託がやっていたものが、一気にパレットで500kg〜とかになっていたりしてトラックドライバーの負担が急増。逆に軽で最大積載量内で収まる案件が通常より少なくなっていたりして、運送会社から見れば本音は今週だけ軽の委託を休ませてトラックの委託を使いたかったに違いない。結果論ですけど。

増税のようなイレギュラーな限定的繁忙は消費者の動きも含めて読みづらいのは確かです。
人海戦術で成り立つ事業はその根本的な柱となる人が集まらない苦しさが年々増しているし、最低賃金も上昇を続ける人件費を考えると下手に人も増やせないジレンマがある。


私達のようなフリーのドライバーはうかうかしていると人員調整の波に飲み込まれてしまうかもしれません。
周囲の状況や変化を読み、先手先手で動いていくべし。

Amazon flex が良い例ですね。
好条件でイケイケでドライバーをドンドン集め出したと思ったら、いつの間にか関東圏の募集を打ち切り(また再開したようですけど)、今度はAmazon基準に達しない者をアカウント停止してふるい分けが始まっている。

これはAmazonだけではなく、楽天やヨドバシ、アスクル等の委託ドライバーにも言えること。
荷主と直接繋がっていると報酬的には元請けのような中間搾取する者がいない分、条件は良いことが多いのですが個々の能力や成績はダイレクトに荷主に把握・管理されやすい。ビッグデータ的に最低配達個数みたいな数字が出て来てそのラインに到達できない者は去っていくことになる。自分がそこそこの数字を上げていても周囲がそれ以上の数字を叩き出していれば、全体の平均値が上がりそこで働き続けるには相当の努力と覚悟が必要になる。




これまでは増税後に景気は少々落ち込んできましたが、今回はどうなりますでしょうか?
9月30日は消費税へのシステム変更作業などで通常より閉店時間を早めたりするお店が目に付きます。近所の24時間営業のセルフスタンドも9月30日の23:30〜10月1日の0:30までを臨時閉店して作業をするようです。
30日の夕方から駆け込みで給油する人、多いんでしょうね。

ドライバー関係で駆け込みで購入してしまいそうなものは、時期的にスタッドレスタイヤとかチェーンですかねぇ。置き場所がある人は良いんでしょうけど。私は自分の部屋の中に保管してます^^;狭いぞ
これ保管料として経費計上したらどうなるのかな?

金額的にはカーナビとかドライブレコーダーとかはどうせ予定がある人は買っちゃうでしょうね。でも3万円ぐらいの商品は増税後に買っても2%分の600円しか違わないんですよね。焦ってでも買う価値があるのかどうか。またカー用品店は大雪前のように特需で混雑するのでしょうか?

増税前にあれやこれや買い込むよりタバコ止めた方がよっぽど家庭内経済効果が絶大だと思うんですけど・・・
駆け込み購入より無用な買い物をしないことが本当の節約です。


毎度のように国は「喉元過ぎれば・・・」を国民に期待してますから、国にお仕置きをしてやりたい人はある意味選挙のようなチャンスです。経済は国民が動かしているということをわからせてあげるには、私達一人一人がどう行動すればよいか?

こんな時期に消費税を上げることがどういう結果を招くか?
9月30日と増税後の消費者動向および景気への影響、皆で注視していきましょう!





posted by ガラダマ at 23:15| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月21日

軽運送業の仕事はどこがおススメ?

関東首都圏のアマゾンフレックスの参入祭りが募集締め切りとともに落ち着いたかと思いきや、今度は成果が不十分な者からアカウント停止が始まり、ネット上、特にYouTubeではその検証と愚痴祭りが盛んになっている。

今ではどこの大手企業でも普通に行われているリストラを時間軸をギュッと凝縮してやったようなもの。20年ぐらい在籍した従業員を数千人規模で切り捨てるのをたった数ヶ月で行ったような感じです。外資系企業の厳しさを如実に知ることができたということでしょうか。


長時間労働&時給1,000円の労働対価感覚が根付いてしまった日本人が、その倍の対価と限定的労働時間という見慣れない求人条件に飛び付いたのは、Amazon側の人集め戦略が上手かったということ。人手不足な原因を逆手に取って労働時間短縮と明確な報酬形態を打ち出し、中抜き構造が蔓延している運送業にはこれまでにない荷主とドライバーの直接取引という契約スタイル。求人で苦労している会社はこれぐらい刺激的にやらないと人は動かない。

短期間に一気にドライバーを集めることに成功したAmazonですが、ここからドライバーのふるい分けが始まる。そもそも登録してきた者はフリーターや副業感覚といったアマチュアレベルだけではない。現役の軽ドライバーやトラックドライバーというプロフェッショナルも数多く参戦してきているわけだから分が悪いのは当然。

「こんなに一生懸命やってるのにアカウント停止はひどい〜」とYouTubeには嘆きの動画が多数アップされているが、そもそもの現役ドライバーの配達スキルが高いわけだから採用する側の目には能力の差は歴然と映っている。かなりの待遇で期待しているわけだから待遇レベルに足りていない者から切っていくのはAmazonに限らず、リストラを絶えず行っている大企業の姿勢としては間違ってはいない。しかし労働人口がどんどん減っていく中でこんなことがいつまで続けていけるのだろう?


日本の運送ベスト3も迷走している部分はある。
ヤマト運輸の最近の働き方改革は、従業員全体に良い方向に進んでいると外部の人間の目には好意的に受け止められがちですが、実際は悪影響もところどころに発生している。

社員ドライバーの負担を軽減させようとAC(アンカーキャスト)という午後から勤務の契約社員を大量に募集しているが、一方で業務委託ドライバーやYSS(ヤマトスタッフサプライ)のドライバー切りが露骨に行われているという。

YSSとは、ヤマトホールディングスの子会社であるヤマト・スタッフ・サプライが募集元となっている軽運送業のフランチャイズ契約です。他のフランチャイズ同様に加盟金を支払い仕事を紹介してもらい月々のロイヤリティ(ブランド使用料)を支払うという内容ですが、ヤマトという安心感と豊富な仕事量からFCとしては悪くないイメージでしたが、ヤマトホールディングスとしての荷物受入れ量減少とアンカーキャスト導入による社員ドライバーの配達可能量回復により、YSSの存在意義が薄くなってきたという。企業の利益第一主義により効率の悪い部門から整理されていくのはAmazonと同じ。

FCの加盟料に20万円以上を支払い月々のロイヤリティも1万5千円ほど払っているのに見合った仕事は紹介されず・・・といった状況が続く。雇用契約ではないのでそのままでは月会費だけ払って飼い殺しみたいになるため、自主的解約に追い込まれる。ネット上でよく見る軽運送業の詐欺商法と何ら変わらない。

一方で一時的には労働時間が短縮された社員ドライバーも、想定ほど進まないACの募集とYSSや委託に回っていた仕事量が降りかかってくるため再びブラック労働環境になるのではと現場は戦々恐々としているらしい。ACは所詮ACでしかない。結局は運送会社としての基本に戻るということか。


佐川は相変わらずドライバーの仕事量は半端ない。しかも稼げたと言われる過去に比べると確かに仕事のキツさは和らいでいるかもしれないが収入的には労働内容に見合っているのかどうか。
ヤマトより外部委託を使っているイメージがあるが、直接の求人も目に付くようになってきた。ヤマトとは正反対の動きをしているようで面白いのだが、佐川は佐川の仕事のイメージが強すぎて、人手不足解消には収入よりもっと別の壁が立ち塞がっているように思えてならない。一生をロボットのように無感情で過ごす自信のある人はお金は貯まると思うし一番安定している仕事かもしれません。


日本郵便は企業体質が全てを物語っている。別部署ですが最近の一連の売上至上主義に基づくトラブル続出は見れば、この企業で働こうという意欲を持てないのは当然だし、上に物言えない企業体質は日本郵便に限ったことではないがドライバーの労働時間・収入にも特徴を感じないし、あまり未来を描けない働き方になりそう。


Amazonの配達から佐川が降りヤマトもギブアップした後に出て来たデリバリープロバイダーに一時は注目しておりました。配達単価が200円以上というのも一般的な宅配に比べると2〜3割高く、働き方によっては面白いかなとも思ったのですが、直接デリバリープロバイダーの会社の担当と話をする中で、労働時間や配送達個数にノルマ的なものがあると聞かされ自分の求めているものとは違うと感じた次第です。

デリバリープロバイダーの無理やり数合わせしたような素人集団的な配送レベルにクレームが続出し、ネット上はずっと炎上しています。佐川やヤマトが手に負えない相手なのですから中堅クラスの運送会社がまともな対応ができるわけがない。結局は配達に関するクレームの矛先がAmazonに向かうことになり、業を煮やした結果、アマゾンフレックスという自社完結型の配送システムが急遽台頭してきたという流れです。


ドライバーの争奪戦みたいな人手不足の状況は、本来であればフリーのドライバーにはとっても美味しいはずなのですが、肝心の好条件の仕事が少ないことがドライバーの最大の悩みどころ。稼ごうと思うと長時間労働、好待遇と思えば毎日アカウント停止を気にしなければならない。
私が軽運送業を本業扱いしない、両足を突っ込まない理由というのが、今回述べて来たことに集約されています。

これは私が実際に軽運送業の世界に10年以上身を置き、時代の流れとともに感じてきたことであり、今の自分にベストと思う働き方を考え実践するために貴重な「生きた資料」にもなっている。
時代の流れを読まずにちょっと条件が良さそうというだけで仕事を選ぶと失敗します。特に収入を最重点にすると後悔する。

自分にとって長く無理なく働くことをベースに、そこから収入を増やすことを考えていけば良いと思います。初めに収入有りきで仕事を選ぶとまず身動きが出来なくなる。収入と労働に縛られ結局は自分の可能性を失うことになるし、その仕事・条件が永遠に続くわけではないと思うべし。

自分が常に変われるスキル・環境を作っておいた方がこれからの時代を生き延びて行ける。
あくまでも個人的な感想ですが何かの参考になれば幸いです。


posted by ガラダマ at 09:42| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする