2020年05月22日

ルール改悪が進む軽貨物。これからどうなっていく?

全国的に感染者数が減少している中、神奈川県がどうしても感染者数が一桁にならない。


こんな状況でも湘南や鎌倉には他県から多くの人が押し寄せたり、パチンコ店は次々に営業を始めており、もう行政側でもお手上げの状況になっています。


自粛していた店舗も次々と営業再開し、物流・荷量もだいぶ回復し道路も渋滞が起きるようになった。

軽貨物は相変わらず朝から晩まで街中で走り回っているし、ウーバーイーツの配達員もよく見かけます。


表面的にはコロナ騒動の影響はだいぶ解消されたようにも見えますが、水面下ではちゃんと自粛を続けているが給付金も届かず苦しんでいる方々も多い。


経済的な予想では6月から本格的に廃業・倒産・リストラ・個人破産が始まると見られている。特に百貨店とそこに入っているテナント等は連鎖倒産みたいな感じになる。


街の中の2〜3割ぐらいの個人商店や居酒屋が無くなった風景を想像してみるとどうなるか?そこで働いていた人々はどうなるか?

自粛が解除された時、シャッターが開くのか開かないのか、本当の恐怖を目にすることになりそうです。




こんな状況でも、いやこんな状況だから宅配関係が好調なのか?

在宅ワークの普及で不在率は減っているし、ネット注文はまさに引きこもり需要の代表格。


もしAmazon Flexやデリバリープロバイダーという配送方法が誕生していなかったら、宅配は間違いなくパンクしていたでしょうね。

今軽貨物ドライバーがそこそこ増えたのもAmazonが一役も二役も買っているおかげです。



現在の軽貨物の仕事においては、マッチングアプリでのギグワークというスタイルがすっかり定着しました。

これまで当たり前だった大手運送会社や元請けと請負契約を結ぶというスタイルより、個人が直接荷主とアプリを介在して仕事を請け負ったり働く時間を自由に選択できたりというスタイルが主流になりつつあるような感じがいたします。


実際はまだまだ以前の朝から晩まで拘束スタイルが圧倒的に多いのでしょうけれど、YouTubeでの数多くの軽貨物チャンネルによる発信のおかげか軽ドライバー人口の急激な増え方やウーバーイーツの普及でギグワークの勢いが余計に目に映るのでしょう。


堅実に稼ぐか?自由な働き方か?


軽ドライバー人口が増えてきたとはいえ、まだまだ働き方は自主創造的とは言えないでしょう。
それは仕事の内容が個人の裁量の及ばないルールの中で行われているから。

指定された場所に正確に届ける

たったそれだけのシンプルなルールなだけに、軽ドライバー個々のアイデアやオリジナリティが反映し辛い。
その割に駐禁や過積載といった道交法に抵触・取り締まられるリスクは相当に高く、収入を増やすためには労働時間やガソリン代といった経費も増えるというジレンマがある。

普通に仕事するのに常に罰金と支出を気にしなければならない仕事って、他にあります?
支出を気にしていない人、結構いますけどね。

まあこれは実際にやってみないと実感できない部分です。

軽貨物系ユーチューバーの皆さんがこぞって宅配やギグエコノミーの仕事や収入を配信してくださっていますけど、本当に辛い部分は映像に出てきませんね。(映像に出せないシチュエーションがあることは理解できます)




もう一つ、いくらスキルがメチャクチャ上がったからといって、それに比例して相手側の評価が上がるわけではないという部分も知っておくべし。
これは会社員経験者ほど理不尽に感じるでしょうねぇ。


それどころかルールや配達単価も勝手に変えられる場合がある。雇用契約ではないため好き勝手される危険性がある。
最近のPickGoのルール変更やウーバーイーツの配送料変更などは、よくよく吟味すればドライバー側に不利な「改悪」です。

Amazon Flexも当初は美味しい内容ばかり伝わってきましたけど、そうそう甘くないよ!という感じになってきていますね。
ユーチューバー達も最近はAmazon Flexの配信している人、少なくなってます。

今はPickGoの情報が全盛になってますが、どうも怪しい感じになってきてます。

ギグエコノミーの仕事は自分の好きな時に参加して好きなだけ働けるという最大のメリットがありますが、最近は好きな時に参加できるが仕事が取れないという風潮になってきている。

需要と供給の問題で、参入者が増えれば仕事の取り合いという競争が起きるのは当然と言えば当然。
しかもルールだけがどんどん厳しくなっていく。

一方、大手運送会社の下について宅配やる場合は単価は低いし時間の自由はないが、長時間労働すればある程度の収入の目途はつく。
独立してまでやりたい働き方か?というと大いに疑問がありますが、最低限の生活費を得るには堅実と言えば堅実。

しかしヤマト運輸でも委託切りは平気で行うし、強気で値上げしたら顧客が離れてしまい慌てて値下げして頭下げて荷量を取り戻そうという信じられない経営をするわけで、本当に堅実と言えない部分も多々あります。


今週「ガイアの夜明け」でPickGoが取り上げられていましたが、実際に軽貨物の世界を知っている人間からすると内容がちょっとTV番組用に脚色されている感が否めない。
仕事が取れなくなっていると騒がれているこのタイミングで、110万円稼げる人がいると紹介していることが印象操作的で違和感がある。

たぶんガイアの夜明けみちゃった人はPickGoや軽貨物の仕事って凄く魅力的に思っちゃうでしょう。
「110万稼げる仕事なら初心者でも50万ぐらいいけるだろう」なんて勝手に解釈して始めちゃう人、いるでしょうね。

いつも言ってますけど、情報として聞いた収入数字を月収と勘違いしてはいけません。

未来永劫、ルールも収入も変わらないという世界ではない。
特に軽ドライバーが急増している今はルール変更が起きやすく、仕事の分配率も変動してきています。

今見た情報はすでに過去のもの。

明日を予測して動けなければ「改悪の波」に飲まれて後悔することになる。






posted by ガラダマ at 23:51| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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