2019年05月19日

配送中にバックレたくなる?

先日、京都市左京区の左京郵便局から「ゆうパック」の配送に出たまま行方不明となった配達員のニュースが話題になりましたね。配達エリアである左京区というのを調べてみると、結構山間部があり起伏に富んでいたり渓谷のような場所もあって、当初は配達中に運転を誤って崖から転落した可能性等も指摘されていました。

職業ドライバーが配達中に行方不明になるなんてことあるの? と一般の方は不思議に思うかも知れませんが、職業ドライバー、特に軽自動車を使った宅配系のドライバーには運転歴の浅いアルバイト的な者もいれば、60代70代といった高齢者もいます。正直少々運転が不安に見えてしまうドライバーは多いんです。これも人手不足が一つの原因なんですけどね。

最初にニュースを見た時はてっきり高齢者ドライバーの事故・捜索願いなのかと思ってしまいました。私もどちらかと言えば高齢者側の人間ですから、事故りそうな状況は何となくわかります。私の配達エリアである横浜市内も坂道が多く崖のような場所もあるし海や河川沿いに走る道もあります。時々、「もし今脳溢血とか梗塞で意識失ったら車ごと転落するだろうなぁ」なんて思いながら走ることもあるので、人知れず配達中に行方不明という可能性は確かにある。

今回の騒動は結局は若者のバックレという形で落着しましたが、この件のコメントを見ると多くが若者を非難するというよりも職場環境の問題を指摘しておりましたね。

今回のバックレも誤配等のミスを叱責され落ち込んでいたことに原因があったような報道がされていましたが、配達物を積んだままバックレるのはさすがにマズイですね。モヤモヤしたまま出勤してくるぐらいなら休むか辞めるかすればよかったのに。それとも出勤し荷物を積んだ後に過去のミスの叱責を受けたのでしょうか?


運送仕事において「誤配」というミスは確かに一番怒られます。特に誤配先で荷物が開封されてしまった場合は損害賠償請求される場合がある。荷物の内容に個人情報が含まれている場合もあるし、法人間の荷物では見積書や請求書といった取引金額が漏洩することで大問題になることもあるため、運送会社の信用問題も含め執拗に叱責されます。

私の職場でも毎年何人かが誤配で吊し上げられ叱責されている場を見てますから、叱られ慣れていない者なら相当凹むのはわかる。昔なら往復ビンタとかされていただろうなと想像するぐらい激しい口調で皆の前で怒鳴られてますから。

今回の件ではバックレたことより郵便局の職場がブラックだという方向へ論点が移っていったのが笑えますが、過去にも郵便物を捨ててしまったりする事件が何度も起きており、何がドライバーをそうさせてしまうのか?という闇の部分があることは否めません。


Q:積荷オヤジさんは仕事中にバックレたり荷物を捨ててしまいたくなったことはありますか?

A:う〜ん、私は仕事の内容も報酬形態も宅配とは違うのでストレス度も違うしそこまで追い込まれることはないですね。
車は自前だし作業着も自前なのでバックレしやすいけど(笑)
荷物は捨てるぐらいなら最初から積みません。面倒だし!
捨てるというより持ち逃げしたくなる荷物は時々あります^^;


Q:上司の態度とか叱責が問題視されていますけど、この仕事・業界って厳しいんですか?

A:もちろん所属する会社や職場にもよりますけど、ガテン系仕事ですから傾向としては体育会系ですね。
上司は中間管理職の宿命というか社畜感満載で、自分の立場を守るために下の者に厳しく当たる感じ。言ってることに説得力は無いが態度と声がデカいのでビビる人はいるでしょうなぁ。


Q:今回バックレた若者は会社から(釣銭用に)金銭を預かっていてそれを使い込んでいましたが・・・

A:一度だけ金銭の持ち逃げをイメージしたことはあります。その時は確か代引きで30万円ぐらいの仕事でした(´艸`*)キャッ
でも30万円ぐらいで人生ダメにしたくはないですよね(笑)
もし桁が違っていたら・・・ そんな案件は委託にはさせないし。
2〜3万円でも配達業務を放棄して車を乗り逃げする者がいるのですから会社も無駄に冒険はしない。


Q:軽運送業の仕事の良いとこ悪いとこは?

A:私が関わっている仕事に限って言えば、良いとこは9時〜14時ぐらいの労働で宅配8時〜21時仕事以上の日収になる。さらに残りの時間も自由に使えるのですから、複業し放題で会社員以上の収入にもなっているし遊ぼうと思えば毎日でも遊べます。しかも現在は週休3日だし。所属先や仕事を間違えなければ会社員では味わえない働き方が可能になるとこですね。
よく不公平感を露わにする人がいますけど、だったら環境を変えれば良いのにと思ってしまいます。今は仕事はいくらでもあるし、変な仕事一本に拘束されていないで効率よく複数の仕事を立ち回れば、収入も面白さも激UPするのにやらないで愚痴嫌味しているのは勿体無い。

悪いとこは、車が商売道具なので数年に1回の頻度で買い替えに迫られること。スポット・チャーターで全国飛び回るような仕事なら年間10万キロ以上走ったりする人もいるので、しっかりメンテしていても2〜3年に1度は買い替えしてるみたいです。ちなみに私は複業を含めて今は年間1.8万キロぐらいまで活動範囲を縮めてます。経費感覚が鈍いと「稼げない」とボヤくことになる。売上げと所得の差が大きいことは軽運送業の特徴でもあることを自覚されたし。収入を減らさず経費を少なくする働き方を考える事も大切。



ハッキリ言って軽運送業もピンキリです。あたかも軽運送業全般がブラックなイメージで語られていたりしますけど、自分にあった働き方ができる求人もありますし、複業に活路を見い出す働き方だって出来るわけですから、ミスマッチさえしなければハードル低いし一度やってみれば良いと思います。合わないと思ってもバックレはダメですけどね。

失踪騒ぎの彼も、もしかしたら職場や配送エリアが違っていたら全く別の結果になっていたのかも知れませんね。確かに配送エリアによって運不運はあります。自宅に近い場所・自分の土地勘がある場所でやることはいろいろメリットがありますので、まずはそれを第一条件として仕事を探してみてはいかがでしょうか。




posted by ガラダマ at 10:51| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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