パリ近郊の高速道路や自動車専用道路(市街地やトンネル、治安の悪い地域を除く)で、夏までに道路照明が廃止されるとのこと。
全体の約半分、130qの区間で1年間にわたり効果を検証しその後照明施設を付け替える予定で、照明に必要なエネルギーを約40%も減らす事ができるそうです。
地球温暖化対策の一環として、エネルギー消費を減らす目的で導入されるのですが、面白いのはそのきっかけとプロセス。
2007年にパリ郊外の自動車専用道路で照明用の銅線が盗まれ、長期間にわたって道路の明かりが消えたことがありました。
しかしこの間、照明が消えていた区間の交通事故や死傷者が他の区間より約30%も少なかったことから、照明がない方がドライバーが注意深く運転する傾向にあり事故防止に有効と判断。 省エネとの一石二鳥を狙っての政策ですが、世界中の注目を集めています。
もし省エネにも事故防止にも効果が認められれば、世界各国で採用の動きが高まるでしょう。
日本でも高速道路や自動車専用道路の照明が無くなったとしたら、どんな感じになるのでしょうね。
まぁ諸外国と違って日本の高速道路はそれほど広くないしスピードも制限がありますから、数字上の効果の程は何ともいえない感じがします。
っていうか、連休になる度に道路の上は1日中ノロノロと賑わってますから、夜中でも暗くはないし寂しくない!(笑)
むしろこの渋滞を無くした方が省エネのように思いますが・・・
事故防止というよりも自己チューを防止して欲しい・・・
(割り込み、路肩走行、ポイ捨て・・・)