終日雨の場合はともかく午前中だけとか午後からという雨予報の場合は、配達順を工夫したりします。
宅配の場合はなかなか難しいかもしれませんが、商業貨物の場合はよほどの時間指定でもない限りは割とドライバーが自由にルートを組むことができます。
雨が強そうな時間は商業施設の地下や屋根付きの駐車スペースのある配達先を充てるように考えたりします。
外で台車を使って納品するような場所は極力雨の影響が少ない時間にしたいものですね。
まあ天気も気まぐれ、ドライバーの思う通りにならないことも多々ありますが、長くやっていると「勘」が働くようになってきます。
出発してから天候によって配達順を変える場合もあります。
しかし荷物は当初の配達順に降ろせるように積んでいますので、順番を変えるのは苦労したりする。
宅配と違って商業貨物の荷物はサイズ感がバラバラ。時には車内の3分の1ぐらいの荷物を一旦出さないと奥の荷物が出せないこともあります。
そこまでの苦労をしてでも配達順を変えることもあるのです。
荷物の配達順を変えるのはドライバーの勝手でできますけど、突然の集荷依頼が入った時などは「誰が行くのか?」というコントロールをするのが運送会社における配車マンの仕事の一つ。
基本的には集荷エリアに近いドライバーが行くのが一番効率が良いのですが、既にそのドライバーが他で集荷する予定があったりすると他のエリアのドライバーに指示がいくことになる。
普通に考えたら余計な仕事ですよねぇ、ドライバーにとって。
余計な集荷をすることで早く帰れなくなったりしますし、何より集荷の手当てはドライバーに付かないのが問題。
正社員であればそれも給料のうちと無理やり納得させることもできるでしょうが、時に委託の軽ドライバーにも集荷を振ってくることがある。
当然集荷の手当ては無く、細かく言えば契約外の作業でもある。
まあ私がお世話になっている商業貨物の仕事では、委託の軽ドライバー達は大体15時前には配達を終え帰れるので、たまにある集荷の指示ぐらいならタダ働きながら受けています。
先ほどチラッと出てきました配車マン。
その仕事は朝の点呼と事前に来ている集荷の割り振り、欠員が出た時の人員のやりくりやドライバーの休日のローテーション、新規荷主との交渉やイレギュラーな荷物の扱い等、結構多岐にわたり大変です。
一応資格試験があり、専任者が辞めたりすると急遽社員ドライバーから選抜して勉強させ穴埋めすることもあります。
求人募集ではドライバー同様なかなか人が来ないみたい。
配車マンでピンとくるならタクシー会社の方でしょうかね。
タクシーに乗っている時、よく無線で通信している運転手を見たことがあると思いますが、あれは配車マンが客のそばを走っている運転手を探している状況なのです。
未経験者に対して3か月でwebマーケターに育てます【Wannabeアカデミー】

タクシーの場合は客をつければお金になるので運転手は喜んで指示を待っていると思いますが、物を運ぶ方のドライバーは金にならない余計な仕事になるので喜ばない者の方が多いと思われます。
ドライバーによっては露骨に不平不満を配車マンにぶつけてくるので、ドライバーをなだめたりするのは結構大変です。
ドライバーによって仕事を頼みやすい者とそうでない者がけっこうハッキリするようです。
自然と嫌な仕事を振りやすいドライバーと仕事を振りたくないドライバーに分かれるようで、これも不公平感を生みやすい。
もし皆様が配車マンであったらやはり頭から文句言うドライバーより、嫌々だろうけどやってくれるドライバーに頼んじゃうのかなぁ?
それとも気に食わないドライバーに押し付けるかな?
私は集荷を振られるのは正直嫌です。
請負契約外ということもありますが、私の場合はメインの仕事を終えた帰り足でサブの直請けの配送をする関係上、余計な荷物との混載になるのが嫌なのです。
時には荷室のスペースの関係で直請けの荷物が積みきれなくなる可能性もあるし、互いの荷物が汚れたり傷付いたりするのも怖い。
でも今のところは集荷を断ったことはないですけどね。
1〜2件の集荷をしたからって、他の軽貨物の仕事に比べれば労働時間も短いし労働対価としてはかなり良いので。
毎回運送会社や配車マンに貸しを作っていると思ってます。
まあ現在の配車マンは過去に同じエリアを回っていたトラックドライバーだったということもあって仲が良いし、配車マンになってからの彼の苦労も見ているので、集荷を振ってきたら一応お約束として「げえぇ〜っ?」と不満をぶつけるけど手助けはしています。
そうそう1度だけ彼に良い案件を振ってもらいました。
過去ログにも書きましたけど、鎌倉へのチャーターでしたね。
配送1件のみ、往復2時間弱で15,000円という美味しい仕事。
嫌な仕事もこなしていればいつかは実になり帰ってくる かな?
配車マンは社内の情報を数多く握っています。
私はお盆休みや年末年始のスケジュール等を早めに教えてもらって複業との調整に役立てています。
運送会社の規模によっては配車マンを置かず、上司や社長自らが指揮系統となっている場合もありますが、他のドライバーより一つでも速く一つでも多くの情報を持つことはビジネスマンとして大事なことだと思うのです。
毎日ダラダラと出勤してその日の荷物を見てから動くドライバーもいれば、前日に予めどんな荷物が来るかを知り配送のシミュレーションを済ませているドライバーもいる。
どちらが効率よく立ち回れるかは明らかですね。
社員ではない委託の立場であっても、職場の配車マンとは普段からコミュニケーションを取って良い関係を築いておくべし。
例えば外せない用事があって早く帰りたい日などに他の応援ドライバーを付けてくれたりします。
配車マンを上手く活用できるようになれば、軽貨物の仕事はより充実したものになるでしょう。
※※※※
【業界初】実務特化型のカリキュラム
Webマーケティング学習に重要なのは『実務経験』です。
受講期間中にはシミュレーションではなく、
実際にGoogleアナリティクスの分析レポート作成、Google広告やFacebook広告の
運用を実践する体験学習をしていただきます。
Webマーケティング実務を通して学習することで、
職務経歴書に『実務経験有り』と書ける状態を目指します。
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BT39V+1FSQEQ+4NJO+5YZ77