2021年01月27日

配車マンを活用すべし!

今日の横浜エリアは午前中は雨予報でしたが、幸運なことにほとんど雨の影響もなく仕事を終えました。

終日雨の場合はともかく午前中だけとか午後からという雨予報の場合は、配達順を工夫したりします。

宅配の場合はなかなか難しいかもしれませんが、商業貨物の場合はよほどの時間指定でもない限りは割とドライバーが自由にルートを組むことができます。

雨が強そうな時間は商業施設の地下や屋根付きの駐車スペースのある配達先を充てるように考えたりします。
外で台車を使って納品するような場所は極力雨の影響が少ない時間にしたいものですね。

まあ天気も気まぐれ、ドライバーの思う通りにならないことも多々ありますが、長くやっていると「勘」が働くようになってきます。
出発してから天候によって配達順を変える場合もあります。
しかし荷物は当初の配達順に降ろせるように積んでいますので、順番を変えるのは苦労したりする。

宅配と違って商業貨物の荷物はサイズ感がバラバラ。時には車内の3分の1ぐらいの荷物を一旦出さないと奥の荷物が出せないこともあります。
そこまでの苦労をしてでも配達順を変えることもあるのです。




荷物の配達順を変えるのはドライバーの勝手でできますけど、突然の集荷依頼が入った時などは「誰が行くのか?」というコントロールをするのが運送会社における配車マンの仕事の一つ。

基本的には集荷エリアに近いドライバーが行くのが一番効率が良いのですが、既にそのドライバーが他で集荷する予定があったりすると他のエリアのドライバーに指示がいくことになる。

普通に考えたら余計な仕事ですよねぇ、ドライバーにとって。
余計な集荷をすることで早く帰れなくなったりしますし、何より集荷の手当てはドライバーに付かないのが問題。

正社員であればそれも給料のうちと無理やり納得させることもできるでしょうが、時に委託の軽ドライバーにも集荷を振ってくることがある。
当然集荷の手当ては無く、細かく言えば契約外の作業でもある。

まあ私がお世話になっている商業貨物の仕事では、委託の軽ドライバー達は大体15時前には配達を終え帰れるので、たまにある集荷の指示ぐらいならタダ働きながら受けています。


先ほどチラッと出てきました配車マン。
その仕事は朝の点呼と事前に来ている集荷の割り振り、欠員が出た時の人員のやりくりやドライバーの休日のローテーション、新規荷主との交渉やイレギュラーな荷物の扱い等、結構多岐にわたり大変です。

一応資格試験があり、専任者が辞めたりすると急遽社員ドライバーから選抜して勉強させ穴埋めすることもあります。
求人募集ではドライバー同様なかなか人が来ないみたい。

配車マンでピンとくるならタクシー会社の方でしょうかね。
タクシーに乗っている時、よく無線で通信している運転手を見たことがあると思いますが、あれは配車マンが客のそばを走っている運転手を探している状況なのです。

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タクシーの場合は客をつければお金になるので運転手は喜んで指示を待っていると思いますが、物を運ぶ方のドライバーは金にならない余計な仕事になるので喜ばない者の方が多いと思われます。
ドライバーによっては露骨に不平不満を配車マンにぶつけてくるので、ドライバーをなだめたりするのは結構大変です。

ドライバーによって仕事を頼みやすい者とそうでない者がけっこうハッキリするようです。
自然と嫌な仕事を振りやすいドライバーと仕事を振りたくないドライバーに分かれるようで、これも不公平感を生みやすい。

もし皆様が配車マンであったらやはり頭から文句言うドライバーより、嫌々だろうけどやってくれるドライバーに頼んじゃうのかなぁ?
それとも気に食わないドライバーに押し付けるかな?


私は集荷を振られるのは正直嫌です。
請負契約外ということもありますが、私の場合はメインの仕事を終えた帰り足でサブの直請けの配送をする関係上、余計な荷物との混載になるのが嫌なのです。
時には荷室のスペースの関係で直請けの荷物が積みきれなくなる可能性もあるし、互いの荷物が汚れたり傷付いたりするのも怖い。

でも今のところは集荷を断ったことはないですけどね。
1〜2件の集荷をしたからって、他の軽貨物の仕事に比べれば労働時間も短いし労働対価としてはかなり良いので。
毎回運送会社や配車マンに貸しを作っていると思ってます。
まあ現在の配車マンは過去に同じエリアを回っていたトラックドライバーだったということもあって仲が良いし、配車マンになってからの彼の苦労も見ているので、集荷を振ってきたら一応お約束として「げえぇ〜っ?」と不満をぶつけるけど手助けはしています。

そうそう1度だけ彼に良い案件を振ってもらいました。
過去ログにも書きましたけど、鎌倉へのチャーターでしたね。
配送1件のみ、往復2時間弱で15,000円という美味しい仕事。

嫌な仕事もこなしていればいつかは実になり帰ってくる かな?




配車マンは社内の情報を数多く握っています。
私はお盆休みや年末年始のスケジュール等を早めに教えてもらって複業との調整に役立てています。
運送会社の規模によっては配車マンを置かず、上司や社長自らが指揮系統となっている場合もありますが、他のドライバーより一つでも速く一つでも多くの情報を持つことはビジネスマンとして大事なことだと思うのです。

毎日ダラダラと出勤してその日の荷物を見てから動くドライバーもいれば、前日に予めどんな荷物が来るかを知り配送のシミュレーションを済ませているドライバーもいる。
どちらが効率よく立ち回れるかは明らかですね。

社員ではない委託の立場であっても、職場の配車マンとは普段からコミュニケーションを取って良い関係を築いておくべし。
例えば外せない用事があって早く帰りたい日などに他の応援ドライバーを付けてくれたりします。

配車マンを上手く活用できるようになれば、軽貨物の仕事はより充実したものになるでしょう。


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posted by ガラダマ at 17:25| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月23日

積雪時の配達で事前に準備しておくこと

関東平野部や東京23区でも今週末は積雪の可能性と報じられております。
緊急事態宣言下、更に土・日ということで不要不急の外出抑制においては積雪は効果がありそうですけど。

しかしドライバー仕事においては積雪は勘弁願いたいですな。

まず積雪への準備がちと面倒ではある。
タイヤをどうするか?チェーンを用意すべきか?
土曜日のお昼ごろからは、天気予報によってはカー用品店やガソリンスタンドは混雑するかもしれませんね。

今のところ横浜南部エリアでは積雪の可能性は非常に低そうですが、油断している時には意外に積もったりするのが雪。逆に神経質になっている時は予報が空振りに終わったりすることが多い感じ。




過去の経験から軽貨物の車選びにおいて、多少予算オーバーになったとしてもパートタイムの四駆をおススメいたします。
特に配達エリアに坂道がある仕事をするなら。

ほんの少しの積雪ならよほどの坂道とかタイヤがすり減っていない限りは四駆は重宝いたします。
今回のような微妙な天気予報の時ほどその有難みがわかります。

一応私は四駆。理想の中古を探し埼玉の奥地まで買いに行きました。
スタッドレスタイヤも自宅に保管していますしチェーンも所持しています。四駆・スタッドレス・チェーンが軽貨物の雪対策においてはもうこれ以上ない準備でしょう。
これより上を望むなら雪が積もったら仕事をしないこと!
それが一番安心・安全です!(笑)


10cm以上の積雪状況で配達をしたことのない、まだ経験の浅いドライバーさんはいらっしゃると思います。

「大雪や積雪の時でも配達をしなければいけないのでしょうか?」というような質問を以前受けたことがあります。
答えは請負先次第という感じ。

現実的には前日から大雪となっているような場合だと、普段荷物を積みに行くステーションに荷物が到着していないことが多々あります。

物流としては全国各地から様々な経路を経て、それぞれのステーションにその地域での配達荷物が運ばれてくるわけですが、自分のいる場所の天気がすべてではないのです。
どこかでもっと大雪になっていたり幹線道路が封鎖されていたりするのが冬の日本。
気合いや根性だけではどうにもならない時だってあります。

さすがに運ぶ物がなければ仕事にはなりません。
東日本大震災の時も物流はほぼ止まり、翌日の配送は荷物が到着できずに中止になったことがありました。
大雪の場合も同様なことが起きる可能性があります。

大手の仕事ならおそらく普段の半分以下の荷量しかないような時には、社員だけで配送するか後日配達にして委託はお休みとなる可能性が高い。
この辺は契約先と事前に確認するか前日・当日の指示を仰ぐことになるでしょう。請負契約を結ぶ時に確認しておくのも良いですね。




仕事が中止になるのも収入の面では痛手かもしれませんが、中にはどんな大雪だろうが台風だろうが配達を強いる会社もあります。
会社の利益優先で従業員の命は2の次という経営者。
こういう会社は法も守らないし残業代未払いも当たり前。
こんな会社とはお付き合いしないほうが賢明。


まあ大雪や積雪がひどい時には配達云々よりステーションまで辿り着けないでしょう。
社畜の中間管理職たちは前夜から会社に寝泊まりして「気合いだ!根性だ!」と喚き散らしてドライバーに圧力をかけまくる姿が容易に想像できるのがこの業界。

無理して出社して配送に出て車が立ち往生したり事故ったりするのもこういう会社のドライバー。
雪の中で立ち往生したりするとそのドライバーが責められますけど、実際は無理に仕事させてる会社が悪いのであってドライバーは被害者とも言えます。

仕事をするには悪天候・危険すぎる状況だとしても、出発してしまったら責任はドライバーにかかってくるものと覚悟して配達してください。
委託という弱い立場に臆することなく、本当に危険だと思ったら会社としっかり話し合い、万が一の事態が起きた時の責任の所在をハッキリさせておくこと。

私のような商業貨物便の場合、納品先はほぼ決まったお得意様なので直接相手と大雪とか台風の時の配送についていろいろ話し合うこともできます。
特に急な坂道の上にあるような配達先は「雪の時は無理して配達しに来なくていいから」と言ってくれます。
しかし相手によっては大雪だろうが何だろうがとにかく持って来い!という客もいます。




指示を待つ働き方は苦しくなるばかり。
自分から仕事をコントロールする姿勢は自分を楽にします。

雪とか台風は事前にある程度準備ができるはず。
積雪になった場合に出来ることを想定し、いろいろな仕事パターンを用意しておきましょう。

物理的に配達が無理そうな場所は会社に任せる、時間の融通を利かせる、場合によっては翌日以降に納品を伸ばす等、事故や命の危険のリスク回避を考えることが結局は社会への迷惑・家族への迷惑を回避することにも繋がります。
決して仕事を軽く考えているわけではないのです。

無理することが美化されてはいけない。
危険を伴う状況で請負先・会社がどういう態度をするかで今後の付き合い方の判断材料にもなります。


雪国での配送をされている方には弱っちいオヤジの戯言で申し訳ない内容になったかもしれません。
しかし雪に不慣れなドライバーが事故やトラブルを起こさないことは、医療関係が崩壊寸前の状況においては最低限必要なこと。

今回の関東地方に関する積雪は土・日ということで平日ほどの緊急な配送は少ないかもしれませんが、とにかく安全に過ごして欲しいです。





posted by ガラダマ at 00:52| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月19日

社会のルールより会社のルールを優先する職場は要注意!

緊急事態宣言が出ても昨春とは全く違い緊張感のない日本。
すでに医療崩壊は始まっており、コロナはもとよりケガや病気で診てもらえる医療機関が限られてきている恐怖。

もはや親や高齢者だけの問題ではない。
自分の子供が高熱にうなされても病院にも連れていけない、救急車が来てもたらい回しという状況が現実のものになりつつある。

私も60歳になり、これまで以上に健康に敏感に過ごすことを強いられています。

軽貨物以外でもフリーランスとして独立したならば、健康は自己責任ということを肝に銘じて欲しい。
最低でも年に1度は健康診断を受けましょう。

「仕事が忙しくて病院とかに行けない!」という言い訳は一生後悔することになります。
手遅れになれば病院に行けないどころではない、忙しかろうが何だろうが働きたくても仕事ができない身体になってしまっては元も子も無い。


緊急事態宣言が出ていようがいまいが、現在の状況では不要不急の集会など極力避けるのが普通でしょう。
しかし私がお世話になっている運送会社では、以前からずっと続けている「会議」を止めようとしない。

この「会議」という名目の集まりは社員ドライバーと委託ドライバーに分けて行われている。
以前は毎朝の全体朝礼もあったのですが、ある時に支店長が変わったタイミングで朝礼だけ廃止になった。

そもそも会社の方針で「積込み・出発を早くしよう」という努力目標的なことは言われていた。
ところがそんな掛け声とは裏腹に全体朝礼が貴重な朝の時間に行われ、作業の手を止め15分〜20分ほどの大した話ではないことに費やされていた。
こういう矛盾は運送業界には数多く存在する。

この時の新支店長は運送業においては割と頭の切れる男で、現場でくすぶっていた朝礼の矛盾に気付きこの業界には珍しく全体朝礼という時間泥棒を廃止したのです。
それ以降は全体の出発がスムースになったのは言うまでもない。

しかし会社の規模が大きくなるとやたらと人事をいじりたくなるのはどの業界でも同じでしょうか?
新支店長は約2年ほどで他の支店に移り、新しい支店長に変わるとまたもや雲行きが怪しくなる。

全体朝礼は無くなったものの社員を数班に分け、班ごとのミーティングが毎朝行われるようになった。
ミーティング自体は5分程度で終わるようだが、ひとたび誤配や事故が起きると翌朝は全体朝礼が行われる。

こういう時はLINEやメールを駆使して、夜中でも社員間に連絡が行く。このぐらいのことが出来るのなら朝礼やミーティングなどリモートで出来るじゃんと思うのですが・・・




例えば委託ドライバーだけを集めたミーティングは毎月1回の頻度で行われているのですが、8畳ほどのスペースの会議室に20人以上を詰め込んでやっているのですよ。昨年新型コロナが流行り出した後も。

特に緊急事態宣言下では密になるような集会を回避しましょうというモラルは小学生だってわかりますよね。
この運送会社は本社からは「感染しないような行動をしてください」という通達が出ているにも関わらず、8畳に20人以上を集めた密なミーティングを止めようとしない。

ミーティングの内容は毎月ほぼ同じ。
それこそ先に記したようにリモートで伝えれば十分な内容。
しかし集まりたがるんですなぁ、ガテン系の会社は。

集まる理由はただ一つ!毎月仕事の安全を保つための指導をしっかり行っていますというポーズのため。
出席者からは必ず出席証明の署名を取ることからわかりますね。
そのポーズはどこに向けてのものかと言えば本社のお偉いさんに。
本社は本社で「感染しないような行動を」と言っているのに各支店では密な集会が積極的に行われ、本社に報告を上げているという矛盾。

各支店の肩書が付いている者は出世のために必死。
だからやっていることが会社のルールしか見えなくなっている。
運送業界ではこういう本社の綺麗ごとと現場の矛盾が蔓延しているのです。他業種から運送の仕事に移ってきた人には最初に異様に映る光景です。


これだけ皆の時間を奪って必死こいてやってますアピールしていても、結局は世間ずれしたことをやっているわけで案の定他の支店で感染者が出ました。
こういう情報が内部を駆け巡るのは異様に速い。

その後いろいろなニュースを注意深く見ていましたが外部には漏れなかったようです。
正直言って全国あちこちの運送会社で感染者は出ています。
これだけ密な集まりが大好きな業界ですからそりゃあ出ますって。
ただ情報は外には漏れないですな。どの会社も。

これまでもヤマトの支店とかどこどこの郵便局で感染者が出たという報道はありましたが、大きな問題にはなっていません。
実際は支店レベルで感染者が出たらその現場はほぼ全員が濃厚接触者として仕事が止まります。大手であれば近隣の店から応援が出たりするのでしょうが、孤立して頑張っている会社は死活問題です。
世間に隠してでも営業は続けるでしょう。

怖いのは感染者が出た運送会社のドライバーが、何食わぬ顔で配達に回っている可能性があるということ。
もう誰が感染していてもおかしくない状況ですから。
特に神奈川・横浜市は年明けてからの感染拡大状況は東京都以上とも言われています。私が感染していても決して不思議ではありません。


今後どこかの運送会社でクラスター等が発生したら、あっ朝礼大好き会社なんだなと想像してください。
でも朝礼大好きなのは運送会社だけではないですよね?
朝礼で感染したなんてホントにバカバカしいですな。


ドライバーは社員であれ委託であれ、荷物を積んでからは各自転々バラバラに散っていく仕事ですから、感染の確率の高いのは朝出発するまでの朝礼やミーティングの時間なのです。
緊急事態宣言下においてもこうした感染原因・可能性を排除しようともせず、会社のルールだからというくだらない理由で止めようとしないのは、いくら綺麗ごとを言っていても社員のことより会社のことを優先する会社だと証明してしまうのです。


社会のルールより会社のルール

を優先するような会社には要注意です。








posted by ガラダマ at 15:51| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月15日

軽ドライバーの繁忙期と閑散期の収入差をどう埋める?

新年2週目の週末となりました。
年明けていきなり緊急事態宣言が出されるなど、お屠蘇気分も一気に吹っ飛ぶような慌ただしさ全開の令和3年のスタート。

運送業界は年末があまりにも忙しすぎるため、この1月2月はとても荷量が少なく感じる(実際に少ない)閑散期。
年間の中でもドライバーが最もリラックスして仕事ができる期間ではないでしょうか。

ワガママを言えば、「荷量が多すぎるのも困るが、少なすぎるのも困る」ということですね。
殺人的な12月と稼げない1月2月。
このギャップは会社員の方には理解し辛いかなぁ。

正社員のトラックドライバーは表向きは給料制がほとんどと思うので、繁忙期と閑散期で基本給は変わりません。
せいぜい繁忙期手当みたいな一時金で従業員の不満のガス抜きを図る会社はありますが。

昨年はコロナの影響で夏の賞与はともかく、冬の賞与は大きくカットされた労働者は多かったようです。
通常なら11月・12月の繁忙期を何とか頑張れるのは冬の賞与のおかげ。

ところが楽しみにしていた冬の賞与がゼロ、もしくは大幅減で終わってしまったからさあ大変!
ただでさえ安い給料でこき使われているトラックドライバーのモチベーションはガラガラと音をたてて崩れ去っていく。
もし緊急事態宣言の効果も薄くコロナがゴールデンウィーク頃になっても沈静化しなければ、夏の賞与も危うい。




会社員は収入に占める賞与の割合が大きいから、会社の業績や将来性に暗雲が立ち込めれば何とか給料を死守できたとしても、賞与分の減収は死活問題に直結する人が多い。
賞与が支給されるのが当たり前と言う感覚で暮らしている方々は、例えこれまで普通に支給されていたとしても今年以降は少々注意された方がよろしいかと。
既に巷では住宅ローン破綻や家の売却相談が増えているらしい。


一方、フリーランスや個人事業主においてもコロナの影響は深く影を落としている。
社員の賞与カットや減給が実施されているということは、外注である請負業務に支障が無いわけがない。

今のところ宅配系の仕事は需要・荷量が減っていないので今すぐどうこうということは無さそうです。
しかし昨年のような軽ドライバー参入者増が続いていくと、単純に一人当たりの荷物は減るため個数単価制の仕事は稼げなくなるし、マッチングアプリ系の仕事ではエントリーしても仕事にありつけないような事態が増えていく。

私が従事している商業貨物・BtoBの仕事も昨年は荷量がかなり落ち込んでおり、これからお店や会社の廃業・倒産が増えていくことから更に荷量が落ち込むことも予想される。
もしそうなると委託契約も稼働日数を減らされたり基本報酬の減額なんていうこともあり得ます。最悪の場合は委託人員の削減に着手してくるかもしれません。
まずは社員の雇用を守ることが優先されますからね。




さて、現在のような緊急事態ではなく平常時において年末繁忙期と閑散期では、どれぐらいの収入差が出るものなのでしょう?
これから軽貨物を始めようと考えていらっしゃる方は、求人の上っ面の収入額は繁忙期の良い方の額と心して検討してください。

おおよそ求人上の参考収入例というのは、業績の良い時期での額として考えてください。一応実例ですので広告に嘘・偽りは無いのですが、その額がその会社での安定した収入とは絶対に思ってはいけません。

例えば求人広告上で「月収50万円以上も可能!」なんて言う甘いキャッチコピーをよく見かけると思いますが、「可能」表示の契約はインセンティブ含みの場合が多く、初心者は滅多に達成できません。
個数単価制の宅配なら1日平均150個以上配完を毎日続けて何とかクリアできるかどうかです。

しかも毎日150個以上の荷物を割り振られるというのもエリアにもよるし時期が限られます。
繁忙期には150個以上割り振られることもありますが、閑散期では100個に満たないことも珍しくない。

例えば配達単価を1個150円として、繁忙期と閑散期の1日辺りの荷量差を50個とすると「日収7,500円」の差が出てきます。
月に24日稼働として比較すれば収入差は180,000円!
現実に20万円ぐらいの月収差は普通にあり得ます。

先月は売上げが45万円ありましたが今月は27万円でした、と言う感じ。
しかも売上数字から経費を引いた額が手元に残る金額です。
ガソリン・メンテ・駐車場・保険・請負先への手数料等で月に7万〜10万円ぐらいは経費で飛んでいきます。もし車をローンで購入又はリースするなら更に2〜3万円の経費が加わります。



軽貨物を始めるなら求人や面接で聞いた売上げからマイナス10万円が手元に残る所得というイメージで考えましょう。
それでやっていけるのであれば頑張れば良いし、現在の生活を維持するのが難しいのであればコロナ禍の中ではおススメいたしません。

宅配の場合はコロナ禍でもステイホームでの需要(ネット通販等)があるのでまだマシです。
BtoBの配送の場合、納品先がバタバタと倒産・廃業・休業・営業時短していく中では荷量や売上げは期待薄です。
BtoBの仕事は日給制が多いので、徐々に委託ドライバーの稼働日を減らすことで運送会社や荷主は経営の調整に入っています。

簡単に既存のドライバーを切れないのは、景気が戻ってきた時に信用できるドライバーを再確保するのが難しいことをわかっているからでしょう。
日給制なので稼働していない時の報酬を出す必要がないことも、請負ドライバーを飼い殺しておく理由の一つ。
これが良いことなのか否か。




個人事業主であり雇用契約を結んでいない立場ですから、業務委託契約上でよほどの特別条項が無い限りは副業しようが他の運送仕事をしようが自由なはず。
ましてや稼働日を減らされることはドライバーが求めたことではないので、そこに他の収入・仕事をはめ込んで生活を確保することは何ら後ろめたいことではない。

企業が経営のために必死ならドライバーだって生活のために必死。

いいように相手に振り回されてばかりではいけません。
サラリーマン脳のまま軽貨物を始めれば、相手のルールでしか働けなくなってしまいます。

あくまでもメインの契約は一つの収入手段と割り切って下さい。
自分の生活をその一つの仕事に捧げることはとても危険。
複数の収入手段を持つことで月の収入を安定させることができます。

1日は24時間。1月は30日前後。1年は365日(366日)。

これは誰にでも平等に与えられています。
いかにここを効率よく使い切るか。

稼げない仕事に丸1日費やしていないか?
空いた時間や休みの日を無駄に過ごしていないか?
自分の可能性を広げようとしているか?



朝から晩まで狂ったように配達しまくって1日12,000円ぐらいにしかならない仕事なら、10,000円の仕事+5,000円の仕事というような働き方は絶対に考えてみるべきです。
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posted by ガラダマ at 17:33| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月09日

2回目の緊急事態宣言、これから軽貨物はどんな感じ?

昨年大晦日の新規感染者数1,000人越えにも驚かされましたが、わずか1週間程度で今度は2,000人越えが続くとか、だいぶ私たちの感覚もマヒしつつあります。

すでにグーグルの予測感染者数を現時点で上回っており、1月14日における感染者数をグーグルは4,806人と予測していることから、来週中に5,000人を超えてくるのでは?とも言われています。

東京の新規感染者数が2,447人と爆伸びした1月7日、緊急事態宣言を発表する日と同じだったのは実にインパクトがありましたね。
ただこのインパクトももはや国民には瞬間的にすぎない。
国があまりにもだらしなく、何も期待できなくなっているため、今後も数字は増え続けるだろうという退廃的なムードが国民には広がってしまっている。

さすがに国民は学習するので前回の緊急事態宣言時に起きたような「買いだめ」はさほど心配はないと思うが、医療崩壊は深刻。
病床数も切迫していることに加え看護師等医療従事者の離職が相次ぎ、肝心の現場の医療有資格者数も減ってきている。
入院中に症状が急変しても誰も気が付かないとか、対応が遅れ重症者や死者がいたずらに増えていくことも危惧される。


前回の緊急事態宣言時の軽貨物の様子は過去ログでも触れていますが、軽ドライバーとしてどの仕事に関わっているかで明暗が分かれたりします。


テレワークやステイホームで「おこもり需要」が顕著となり、宅配やウーバーイーツ等のフードデリバリー系の仕事が恩恵を受けた。
一方で企業・法人を対象とした商業貨物系の仕事は、マスクや除菌グッズに関係した配送はマシだったようだが、経済活動が鈍り荷量を大きく落とした運送会社は多かった。

今回は規制内容が緩いこともあり買い控えや買いだめといった極端な消費者行動も無さそうですが、それでも飲食店等への時短要請は物流の閑散期と重なり多少の影響はあるでしょう。

年末の大繁忙期が過ぎた今、一部の宅配系の仕事以外はドライバーの求人は積極的に行われないのが普通。
逆に繁忙期にスポット的に参入してきたドライバーは、委託を打ち切られたり極端な収入の減収に不安が増す時期でもあります。

もう一つ、運送業というカテゴリーに属する引越し業は緊急事態宣言が3月まで長引くと、今年も苦戦が予想されます。
とにかく昨年の引っ越しシーズンは得体の知れないコロナの第一波を受けて、人の移動が控えられた影響をもろに被りましたから。
今年も同様な事態となれば、廃業する会社も出てくるでしょうし職を失う人間もまた出てきます。

飲食や物流関係で職を失った者の行き先で断然多いのが運送業。
それまでの取引上の関係で接点があったドライバーからの紹介や、引越し業でもトラックを操っていた者も多くいる関係でドライバーに流れて来るのはある意味自然。

毎年よくある光景なのですが、昨年はそれが顕著になって特に軽貨物の中でもAmazonやウーバーイーツ等のギグワークに人が集まった。

コロナの影響で荷量が減ったことと一時的に配達仕事に人が集まったおかげで、昨年は物流崩壊は免れた。
しかし運送業の根本的な解決にはなっていない。


荷物・仕事が多い時は人が集まらない。
人が足りている時は荷物・仕事が少ない。


運送業という仕組みにおける需要と供給のバランスが悪いんですね。
閑散期と繁忙期の差が大きく売上を安定することが難しい職種なんです。
だから運送業における経営者も下手に社員の給料を上げられないし、忙しくてもおいそれと人を増やせない。

少人数で回せば労働環境のどこかに無理が生じる。外部の者の目には運送業はキツイし拘束時間は長いし給料上がらないし・・・と映るので、生涯の仕事として魅力的に感じられず人はやりたがらない。
という悪循環が昔から続いている。

運送業に入ってくる人は先に記したように切羽詰まっている人が多い。
だから運送業界全般に蔓延る問題点を十分把握せず、とりあえず的に食いついてしまうのですがすぐに将来的な不安を覚えるために離職者は高止まりのまま。
結局人手はいつも不足し高齢化がどんどん進んでいる。


昨年は大人気だったフードデリバリーの仕事でしたが、緊急事態宣言の時短の影響がどう出るか。

またテレワークやステイホームが進めばおこもり需要は期待できるでしょうけれど、夜8時以降にデリバリー対応できる店舗が減れば夜の稼ぎは期待できない。

そして何やら今年の日本列島は雪が多そうな気配がしています。
積雪となれば自転車での配達など出来ませんから、デリバリーの需要が増えても配達が出来ないというジレンマが発生するかもしれませんね。
バイクや軽自動車での配達だって積雪の状況によっては配送不能になる。
特に雪慣れしていない首都圏では尚更です。
安易に配達仕事で皮算用していると痛い目に遭うことも考えておきたいものです。


経験者と未経験者では考え方や注意するポイントが見えているかいないかの違いがあります。
これは経験によって蓄積されていく部分でもありますから、「1日3万円稼げましたぁっ!」というような上っ面の情報に振り回されず、常にリスクの部分も想定してトータルバランスで仕事を見て欲しいのです。

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