2020年11月22日

感染を恐れて外出自粛し宅配に頼っても安全ではない理由

以前からコロナ対策分科会からGOTOと感染急拡大についての関連性を指摘されていたにもかかわらず、経済活動を優先(利権優先?あの人に忖度?)し耳を貸そうとしなかった政府が、昨日ようやくGOTOにブレーキをかける旨の姿勢を示しました。

具体的に何をどうやって何時から?という肝心な内容は相変わらず明言しない。
これまでの対応を考えるとまた中途半端なその場しのぎの案になりそうな不安があります。
すでに対応が後手に回っているにもかかわらず。

そもそも政府により開設されたコロナ分科会の意見を重視しないというのはどういうこと?
単に付け焼刃的に考えるけど機能しないものばかり。

菅首相もいつも言葉だけは威勢が良いが責任を伴わない。
「国民の命と暮らしを守るのが政府の最大の責務だ!」
と記者団には強調したようですけど。

はぁっ? って感じですよね?

自民党というのはいったいどこを向いて政治をしているのか?
誰が総理になっても裏で操る影のドンの姿が常に見え隠れする。

旅行・宿泊業界だけが苦しんでいるわけではない。
このまま感染拡大が続けば医療従事者の負担がまた重くなっていく。私達が普通に診察を受けることすらできなくなる可能性もあるんです。




物流・運送業界に感染が広まれば物流は滞る。
荷物を運ぶ者に隔離・待機などが始まれば、お店に品物が並ばなくなるという悪夢が甦る。
じゃあネットで買い物するからいいや!というのもダメ!
だって配達する人間がいなくなるのですから。

すでに一部の地域の運送関係者に感染者が出ている。
当然同じ会社・納品先にも濃厚接触者として指定される者も出てくるし、宅配なら荷物を受け取ったアナタもその一人にカウントされる可能性があります!

配送データから宅配先・日時は簡単に割り出せます。
もしかしたら突然濃厚感染者の疑いありとして、連絡があるかも知れませんよ。
そうなったらその家族も当然影響が出て来ます。

コロナが怖いから通販・宅配で済まそう!と思っていても絶対安心できるわけではないのです。
それが感染症の怖いところ。

ドライバーだって今現在の自覚症状がないだけで、これだけ全国各地に感染者が広がっていけば感染している確率はゼロではない。
経由する過程で荷物に菌が付着している可能性だってある。
むしろドライバーは媒体として菌を運ぶ役割ですらある。

いや、そもそも家族の誰かが通勤や通学で不特定多数の人の中にいる時間があるわけですから、もはや防ぐ手段は限られている。
リモートワーク、オンライン授業、置き配等により家族全員が人との接触を完全に遮断。
一人暮らしの者ならともかく、ここまで潔癖症のごとく出来る家庭がありますか?


年末繁忙期が近づきコロナ対策もあって、物流・運送の現場は例年以上にピリピリしています。

職場内で誰かが感染者となれば濃厚接触者が多数発生すると仕事ができなくなる。まさにもらい事故のようなもので一番稼げるときの収入が飛びます。
会社だって傾きかねない。

GOTOでどこかの業界を救おうとすれば、どこかの業界がその煽りで迷惑を被ることもある。
わかりやすいのが今は医療業界ですが、政府の対応のまずさでこれからその影響はあちこちに拡散していくでしょう。


宅配という選択は家庭における一定のコロナ対策になると思われがちですが、ドライバー側からしてみれば配達前にすでに多くの人が荷物に触れているわけで、過信は禁物と言わざるを得ないのです。
まあそれはお店での買い物も一緒ですけどね。

生きずらい世の中になったもんですね・・・





posted by ガラダマ at 12:52| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月16日

オリンピック、この状況で本当にやろうとしているの?

IOC会長が来日し菅首相と会談が行われました。
てっきり今回の東京五輪の中止もしくは再延期を匂わせる発言があると思いきや、なんと「観客を入れた形での開催を実現し、必ず成功させる」と意気揚々に述べている。

報道のコメント欄には多数のツッコミが当然殺到しています。
「医療用高機能マスクをつけて来日とか、日本が危険地域だとわかっているじゃないかw」
「バッハのマスクが全てを物語っている」
「それだけ厳重防備してくる環境で五輪開催とか?」
「IOCのお膝元のスイスはコロナは終息したの?」
「利権者同士の談合みたいな印象だが?」


いつも通り国民は蚊帳の外でお上の都合で物事が決まっていく。
もちろん経済も好調で平和な時はそれでも良いのですが、世界的にコロナが終息どころか第3波で混乱に歯止めがかからない状況で、平和の祭典であるオリンピックをこのタイミングで開催の実現と成功を約束するような発言がどの口から出てくるのだ?

やはりオリンピックはもはや平和の祭典ではなく、商業主義の象徴となってしまっている。

例え無観客で開催が合意に至ったとしても、日本人だけが関わるイベントではない。
選手・コーチ・関係者は各国から入国してくるわけだし、審判団も国内ですべて補えるわけではない。
報道関係者だって多数入国するであろうし、国内のコロナウイルスとはまた違ったタイプのウイルスが侵入する危険性も高まる。

いつもだとオリンピック開催時はテロの脅威が真っ先に取り沙汰されるけど、今回はテロより防ぐことが困難な相手ということでしょうか?


春先でコロナが世界中に蔓延しだした頃、カナダは真っ先に東京五輪への選手団の派遣を見送る方針を発表していました。
当時より世界中で状況が悪化しているわけですから、いくら日本やIOCが「五輪、やるよ!」と音頭を取っても大事な各国の選手・コート他関係者をそれぞれの国が積極的に送り出すでしょうか?
いや、選手当人だって代表の名誉より家族や命を優先にすると思えるのですが・・・

もし今回の五輪が日本ではなく他国の開催だったら、日本の代表選手達はどう考えたか?


まあ私達が生きている間にオリンピックが日本で開催されるのは今回が最後になるかもしれない。
参加したい、生で観たい、というのは当然ある。
しかし自分たちの生活自体が脅かされているような今の環境では心から楽しめないという不条理。

ギリギリまで参加の方向性で努力していくことは関係者としては当然かもしれませんが、政治家はそうしたければまずはコロナ対策に本腰を入れた姿勢を示さないと国民は納得しないし協力もしないでしょう。

オリンピックはやるけどコロナは国民で何とかしてね!

こういうニュアンスの政治家の姿勢や発言が、東京五輪の開催の見えない壁(国民の反感)になっていることをわからないかなぁ。





posted by ガラダマ at 16:08| Comment(0) | コラム:感性貧語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月09日

相模原市が宅配ボックスを市民に無料配布!宅配業者の救世主となるか?

神奈川県の相模原市が今月と来月の2回に分けて、市内在住の世帯に簡易型の宅配ボックスの無料支給申し込みを始めています。

とは言っても11月分と12月分の2期合計で5,000個。
各期で募集数を応募者が上回った場合は抽選。
1期2期を通して相模原市内在住の1住所につき1件の応募。
転売・譲渡をしない者。
宅配ボックス使用においての損害等について、相模原市は一切の責任を負わないことを承知する者。


こういう懸賞的なものは必ずと言って転売ヤーが絡む。
募集条件に合致したフリーター等に声をかけて応募させる手口はもうお馴染みですが、最近はオークションサイト等に転売のチェックが厳しくなってきたこともある。
しかも品物の出所が明確でありさほど高額でもなさそうなモノにリスクを負うメリットはあるのか?
年明けからのオークションやメルカリに注目ですな。


さて、何だかんだ言っても行政が負担を承知でこうした施策を打ってくることには、相変わらず賛否両論が付きまとう。
結局は税金を使っているようなもので、今回の無料配布も市民全員に恩恵があるわけでもない。

相模原市は令和2年9月1日時点での人口は722,973人、世帯数は331,183世帯となっています。
人口動態は出生が4,715人・死亡が6,533人。転入が35,048人・転出が33,297人。トータルでほぼ増減はないと言えます。
(以上、相模原市のサイトより抜粋)


世帯数331,183に対して5,000個の配布というのは、実数としてどうなのでしょう?
マンション等集合住宅においては既に宅配ボックスが設置されていることも多く、絶対に必要とする世帯は半分程度にはなるのではないだろうか?
そうなると当選確率は3%ほどか。
う〜ん、数字で見ると大盤振る舞いではありませんな。

この施策は8月上旬に一般会計補正予算案として市議会臨時会議に提出され、予算案が通過し既に11月1日から募集受付が始まっていることを考えると、行政の対応としてはなかなか上出来ではないか。
ちなみに関連予算として2,900万円が盛り込まれている。
単純に宅配ボックス1個あたり5万8千円という感じ。

同じような仕様の宅配ボックスなら市販のものでずっと安く入手できることを考えると、もっと上手なやり方があるように思えてしまう・・・
どうしても政治が絡むと余計な費用が乗っかってくる。
一応コロナ対策の一環という名目の中での日常の中の非接触を促すアイデアということで、目の付け所は悪くはないんですけどね。


でもこれ、宅配業者・ドライバーから見ると、宅配ボックス設置が進むと恩恵は増えてくると思います。
Amazonが置き配をデフォルトとしてから、大手運送会社にも置き配に対して寛容な姿勢が見え始めています。
最も嬉しいのは宅配ドライバーでしょう。いくら受取人了承の上と言っても単に野ざらしの場所に置き配してくるよりは、「宅配ボックスに入れた!」ということでトラブルの確率がぐっと少なくなりますから。

宅配ボックスが普及すれば頭の固い運送会社も、置き配を条件付きで許容する動きになってくると思います。
世の中の進歩を阻害するのはいつの時代も時代錯誤した者。
質の悪いことにそうした者ほど実権を握っており、組織を硬直させていることに気付いていない。


相模原市の施策が全国に広がり、一気に宅配ボックスの設置・利用が進めば宅配ドライバーの負担も軽減できるでしょう。
問題は受け取り側が万全の体制を敷いても、運送会社・荷主が頑固として置き配を認めなければ何も変わっていかないのです。

極端な話、受け取る側が「そういう運送会社を使うな!置き配できる運送会社を使えないのなら商品をキャンセルする!」ぐらいの厳しい態度で応対したら荷主や運送会社側はどうでるだろう?
結局運送会社は荷主の顔色ばかり窺っているから、自身での判断などできるわけがない。

商品の盗難等の問題で置き配に難色を示すのはわかります。
受取人(荷物の発注者)が責任はこちらで持つから、と言っても未だ置き配を認めない運送会社は多い。
受取人が甘い言葉をかけてきても、最後には責任を運送会社側に押し付けてくるケースもままあるからです。

この辺の配送のルールや法的な問題が明確に整備されてくると、宅配ボックスの存在意義や価値はもっと上がるんですけどね。



posted by ガラダマ at 16:22| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月04日

企業配送の仕事は稼げるか?宅配より美味しい?

今、軽貨物の仕事をやってみようかと思っていらっしゃる方の多くが「宅配」を検討しておられるのではないでしょうか?

確かに求人情報を見れば大手運送会社やAmazon関係の宅配仕事ばかりが目につきます。
またYouTubeやブログを探しても、宅配とウーバーの話題が圧倒的ですね。


宅配以外でもマッチングアプリ系のハコベルやPickGoといったスポット中心の仕事も人気がありますが、こちらは仕事が取れないという不満が渦巻いている。

定期的に出る荷物ではないし、隙間仕事として片手間に登録している人も多く一つの案件に大勢のエントリーが集中する。
しかも荷主がドライバーの選定をしているケースが結構多くあるようで、これでは実績があるドライバーが有利になり、新人さんや履歴が物足りないドライバーはまず撥ねられる。
仕事を取れる人と取れない人の差は開く一方になりそうです。

実績を作るためには条件の悪い(エントリーする人が少ない)仕事をコツコツ拾っていくしかないのですが、労働対価が著しく低い案件をこなしても稼ぎにはならないし時間と経費の浪費となる。

授業料と割り切って数か月低収入に耐えられる人はまだいいのですが、その先に確実に仕事が取れる保証は何も無い。
現にマッチングアプリ系の仕事(ウーバー等も含む)でYouTube開設して意気込んでデビューした方の中でも、YouTubeに数回投稿しただけで音沙汰が無くなるなんてことも最近よく見られる傾向です。
軽貨物は傍から見るほど甘い世界ではないのですよ。


稼ぐ云々より仕事が取れないというのではお話にならない。
これが簡単に始められる登録型の仕事の問題点ですね。
なのににわかドライバーの数はまだまだ増えている。
一つの案件に大勢が群がるという情景は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」というお話を思い浮かべてしまう。

それもこれも巷に目にする軽貨物の情報が宅配とマッチングアプリ仕事に集中しているから。
いきなりレッドオーシャンに飛び込んで行けばそりゃぁ厳しいに決まっている。





そこで私が従事している企業配送の仕事について少しお話させていただきます。

企業配送といっても更に細かく分類ができます。

企業専属便・・・完全に企業お抱えの配送ドライバーとなる。営業所間の定期配送や自社製品を特定の取引先に配送したりする。
ルート便 ・・・複数の配送先を担当するが、毎日ほぼ同じコースを回るため一度覚えれば後は楽になる。
路線便  ・・・中堅運送会社が多く活躍しているB to Bの輸送サービス。店舗、工場、オフィス等の配送中心。

私が自分のジャンルを商業貨物便という表現をしておりますが、路線便と言っても差し支えないでしょう。
B to Bの配送をしておりますが、個人宅宛の荷物も毎日1〜2件ぐらいはあります。


企業専属便では医療関係の仕事が代表的でしょうか。
配送だけではなく検体等の集荷や営業的な仕事も任されたりします。企業の顔としてスーツ着用での仕事が多い印象があり、会社員に近い働き方になりましょうか。
月給制もしくは日給制で残業はほとんど無し。企業によっては金一封程度の賞与が支給されたりする。

ルート便の代表例としては系列のスーパーやコンビニを回る配送でしょうか。
私も以前コンビニのルート配送の打診を頂いたことがあり、社員・トラック・軽貨物では料金体系が異なっておりました。
私が頂いた軽貨物の条件では配送件数と距離による報酬体系で、季節により荷量や種類が大きく変わります。
ただ配送先は決まっているし完全に不在再配達がないのでストレスは少ないと思います。

路線便は様々な法人相手に荷物も様々。
宅配とは違ってサイズや重量が半端ないものが多く、なかなか厳しいことがある。
荷室が傷つきやすいのがデメリットですが、納品先は一度覚えてしまえば後は楽です。
荷量に関係なく日給制が多く、その日の予定配送を終了してしまえば帰れるのは拘束好きな運送仕事にしては珍しい。



宅配に比べて労働時間はだいぶ短めになります。
日給制の場合は月の収入の上限が決まってしまうため、ガリガリ稼ぎたい人には物足りないかも。
ただし私のように複業で収入を作ることにウエイトを置いている者には、時間を有効に使えれば面白い働き方になる。


ところがこの企業配送の仕事ってなかなか見つけるのが難しい。
多くはコネによる紹介で水面下で動いています。
宅配に比べてストレスが少なく、何より不在再配達がほとんど皆無というのはなかなか精神衛生上よろしい。

宅配から企業配送に移ってきた人は楽だと言ってますし、全然辞める人がいないというのも稼ぎ以上に居心地を重要視するからなのでしょうか。
企業配送を経験すると、よほど稼ぎたいという人でなければ宅配をやろうという気持ちにはならないかもしれませんね。




企業配送の日収の目安は大体12,000円〜20,000円と幅がある。
もちろん業務内容や労働時間等で違いが出てきます。

労働時間は医療関係だと8時間拘束が多いですが、時給ベースではAmazonFlexとほぼ同じという感じ。
毎日安定して仕事がある企業に属せばアマフレやマッチング系の仕事より安心して働けます。

経験を積めば積むほど実労働時間は短縮でき、労働対価はUPしていきますし複業をする時間も作ることが可能になる。
単純に軽貨物での収入は宅配に軍配が上がるかもしれません。
しかし1日を複業等を取り入れ有効活用した場合のトータルの可能性では、企業配送の方が上に感じます。

配達単価百数十円で長時間働いて収入を作るか、時間を生み出しサイドビジネスに可能性を見い出すか。

以前ちょっとご紹介いたしましたが、私のような高齢者でも複業だけで300万円ぐらいは生み出すことが出来るんです。
収入ネタの一つ一つをパーツと考え、常により良い収入ネタに交換もしくは追加していくことで、働き方はどんどん改良していくことができる。


宅配で1日200個配達を目指すのも結構ですが、たまには目線をずらして企業配送の世界も研究してみることを強くおススメいたします。
企業配送+複業という働き方は意外に面白いと思いますよ!






posted by ガラダマ at 22:25| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする