寒くはないが決して春のような陽気でもない。
天変地異の前触れか単なる狂い咲きか?
そういえば横須賀や横浜では原因不明の異臭騒ぎが続いていますが、何か気持ち悪いですね。
さて、もう今年も残り約2か月。
世間では来年のカレンダーやスケジュール手帳も店頭に並んでおり、年賀状の印刷予約も目立ってきました。
徐々に年末年始に向けての毎年恒例の雰囲気が高まってきていますが、コロナの影響で商戦は音量低めだと思いませんか?
アメ横のような売り手のダミ声が響き渡るようなこともなく、密を避けソーシャルディスタンスを保つとなると接客のやり方も今までとは違ったものになるのは仕方がないですな。
今思えば商売の活気が購買欲を駆り立てていた部分は大きかったと思います。
近未来の商戦はコロナが終息するまではネットを中心とした静かな闘いに主戦場が移るのでしょうかね。
軽貨物の活躍の場は当分続きそうでもありそうですね。
私が年末が近づいてくると憂鬱になることが2点。
一つは大繁忙期による荷量の増加。
これは運送業に従事する者の宿命とでも言えましょう。
しかし今年は商戦の在り方や盛り上がり方が今ひとつという感じがしており、宅配以外の仕事の方はもしかしたら大繁忙まで至らないかもしれません。
そしてもう一つは近づく確定申告。
こちらは年内はまだ全然手を付けずに放っている方がほとんどでしょうから、今の時期に憂鬱が始まるのは私だけか?
私の確定申告は今頃からすでに始まっております。
というのも経費の部分で年内にあとどれぐらい使えるか?という戦略があって、計画的に「何か」を購入してビジネスツールを揃えるようにしております。
これは年度末になるとあちこちでやらなくてもいいような道路工事が増えるのと同じ理屈(?)
今年の予算を消化しないと来年同じような予算を取れないというのが、ギリギリになって予算を無理に使おうという悪あがき。
今年度は前半はコロナ騒動であまり工事関係の予算を消化していないようなので、これからどうなるでしょう?
確定申告を10年以上も続けてきたおかげで、何が経費として認められるか?どのぐらいの金額まで大丈夫か?という肌感覚が鍛えられてきました。
税務署に目をつけられないように毎年売上げと比例するように経費も目立たないように使っております。
と言ってもちゃんと仕事に使うものを購入していますよ。
作業着や作業靴の類は実際1年ももたないし毎年結構な金額が出ていきます。書籍も本業・複業に役立つものを購入。
交際費の類では複業で年間お世話になっている納品先(荷物の発注元)の売上に貢献できるような購買協力もしています(こちらの名目は荷主対策費としていますが、税務署からは特に何も指摘はありません)。
パソコンは毎年中古を購入していましたが、昨年は年末に駆け込みでおNEWのモバイル用のLTEパソコンを購入。
軽貨物ドライバーがパソコンを経費にできるのか?という疑問もあるかもしれませんが、要は経費で購入したものが利益を生み出し納税に役立っているのかを証明できればいいんです。
LTEパソコンのおかげでどこでも作業ができるようになり、Webライター収入やブログ収入に結びついていることが証明できるため堂々と経費計上しているわけです。
ただし私用として使える可能性があるため、按分して計上するほうがより確実ですね。
私の年間の経費(ガソリンやメンテ、保険、駐車場代等の直接車両にかかる経費を除く)といっても20万円あるかないかぐらいです。
年収が1,000万円にも満たない者の経費はそうそう大きな金額にならないのが普通です。特に副業もしていない軽ドライバーなどは車両にかかる経費以外で10万円つくるのは結構大変です。
経費を作る(節税)ことは意外に難しいんです。
そこで節税効果の大きいものはというと、もうご存知のように青色申告ですね。
青色で申告することにより控除が65万円(55万円)とその節税効果は抜群です(白色申告は10万円)。
経費を50万円作るのは大変だし税務署は目を光らせています。
堂々と50万円以上の控除ができる有難みは一回でも確定申告をやってみた者はわかりますよね。
これらのルールの中でいかに自分の生活を豊かにするか。
そのためには税務署と上手く付き合って、有効な経費の使い方を考えだせると会社員とはまた違った面白さが味わえます。
ただし「ズルする」ことではありませんよ!
あくまでも合法で税務署に付け入るスキを与えない経費の使い方を考えましょう。
年内は積荷オヤジさんは昨年の経費とその内容を吟味しながら、目立たないように数字を作って申告に備える作業を整えるのであります。
ですがお金を使えば良いというものでもありません。
経費の用途が収入はもちろん、将来にどのような恩恵を自分にもたらしてくれるかを意識すること。
ここで軽貨物の仕事だけしかイメージできない人と、サイドビジネス全般に広げて考えることができる人で経費の効果がずいぶん違ってくると思います。
経費で購入するモノの範囲も大きく変わります。
ただ調子に乗ってあれもこれもとこじつけて経費に落とし込むと危険。
忘れた頃に税務署のお尋ねが来たりしますから。
分相応なモノ・金額をわきまえて、税務署に自信を持って理論武装できることが大事です。
経費の整理・分析は時間をかけて行いましょう!