洗濯物もすぐ乾いたしドライバーの仕事もやはり晴天の方がありがたい!
月曜は本業の配送仕事はお休みで昼から複業の一つの方の直請けの配送仕事をしていました。
この日は配送先は2か所。積込み開始から40分ほどで納品まで完了しており、売上は7500円を超えています。
時給換算なら1万円超になる良き仕事でした。
夕方からは倉庫仕分けの日でしたが、日中の隙間時間は主にファミレスでまったりしながらブログやwebライター仕事することが多くなっています。
本業無いこんな緩い働き方でも日収は15,000円ぐらいにはなる。
この日のガソリン消費は複業の往復も含めて約3リッター。
宅配で1日15,000円稼ぐには何個・何時間かかるのだろう?
ガソリン代はどのぐらいになるんだろう?
軽貨物の働き方・経費の抑え方はいろいろできるもんです。
さて、そんな1日でしたがちょっと刺激がありました。
直請け仕事で回る駅近の納品先の近くに豪邸があり、いつも横を通るたびに「どんな人が住んでいるのだろう」と興味津々でおりました。
そこでナント! そこのご主人が自宅前の落ち葉拾いをしており、私が納品している最中に話しかけてくるではありませんか!
全く面識のない両者でしたが何故か会話がはずみます。
私は「いつもこちらの邸宅が気になっていたんですよぉ」という話をしたところ、嬉しそうに数十年前に土地を購入したいきさつや今は妻に先立たれて娘家族と2世帯のように暮らしているという詳細まで聞かせていただきました。
建築・不動産の勉強をした者でないと気付かないような部分を称賛していたのですが、「銀行員や取引先が家に来た時は、ゴマすりやおべんちゃらが透けてみえてばかりいたが、そこに気付いた人は初めてだよ!」と私の肩をポンポンと叩きニコニコされていました。
立地や土地の広さや建坪の大きさは見た目で誰でも評価できますけど、専門的な目で見ないと気が付かないようなこだわりの部分に気付いてもらえるというのはご主人様は嬉しかったようです。
ビジネスの掴みとしては最高のスタートですな(笑)
宅建の勉強やハウスメーカー・不動産仕事の修羅場を経験したことが、10年以上の時を経てもこうしたコミュニケーションに役立つもんです。
ご主人様は一代で和菓子商売で成り上がった苦労人。
はなから会社員には興味なく、自分の手で商売を成功させてきたという生き様も私には聞く耳ダンボな内容である。
和菓子商売って言っても1個売ったって100円200円の世界。
1個配達していくらの宅配仕事とほとんど同じなんです。
それがかたや豪邸に住まい、かたやいつまでたっても低賃金の労働者のまま。
自分で仕事をコントロールするか、他人にいいように使われているかの違いがこうなる。
店を出す時も貸し店舗はNO!所有した土地・建物に拘る。
毎月売上げから他人に賃料を払うのがバカバカしいと力説しておられましたが、私達はつい目の前の現実的で楽な方を選択しがち。
しかし「家賃」という大家さんの不労所得にも協力すると考えると、いつまでもお人好しの世界から抜け出せていないということか。
しかし現在の自宅の土地建物の評価額が、横浜のローカルな場所で「3億円以上」というのは銀行マンが頭下げて営業をしにくるわけですね。
実際に商売で稼ぎ店をいくつも持ち、駅近くに豪邸を構えるなんて普通のサラリーマン脳では無理。
いや、フリーランスで活躍している人でもなかなか手の届く話ではないでしょう。
やはり人生の考え方・取り組み方・行動力に長けている人は違った景色がみれるのだなぁと。
ご主人様が力強く口にしたのが、「人生成功したければ必ずどこかで勝負する時がくる。その時期は退路を断つぐらいの覚悟で期限を明確に決めるべき」と。
同じようなことを起業家セミナーでも聞きました。
私たちに欠けているのが「いつまでにやる!」という部分。
「機が熟したら」「もう少しお金が貯まったら」なんて言い訳含みの人はいつまでたってもやらない人。
転職なんてその最たる例ですね。
勝負する以前に上手くいかなかった時のことばかり心配する。
ご主人はもう80歳過ぎていらっしゃいましたが、眼光はまだまだしっかり輝いておりました。
自分が80歳になった時、誰かに自慢できるような何かをこの世に残せているだろうか?
日々の生活に追われ、やりたいこともハッキリせず、何も勝負せずにこの世を去っていく・・・
悔しいけれど目の前の80代のご老人に勝てるものは何もない。
人生の使い方に圧倒的な差ができてしまった結果です。
自分はなんて小さい生き方をしてきたんだろう・・・
やはりこうしたリアルな刺激は必要ですね。
周囲に刺激的な人や出来事が何もない生活を過ごしていると、人間はどんどん退化していく。
自分は何で勝負すべきか?
闘う相手は・・・
自分です!
