2019年12月15日

正社員トラックドライバーと委託の軽ドライバーの同一労働同一賃金問題

日々の気温差が激しく、どのくらいの気温が今らしいのかがすっかりわからなくなっています。
気が付けばクリスマスは10日後だし、その他に年賀状や大掃除というプレッシャーもあります。
また今年もあれやっとけばよかったなぁという後悔が!


さて物流・運送関係のお仕事をされている方、何か今年は荷量が少なくありませんか?
自分の運送現場においてもそれを実感しますし、運送会社の上司も同様の感想を口にします。

まあ運送会社全般に、労働法の改正により過度な残業ができなくなったためキャパ相応に荷量を絞らざるをえないという事情がありますけどね。
それでもヤマト運輸や電通のように平気で過ちを繰り返すコンプライアンスを守らない企業が後を絶たないのですから、処分が甘すぎるというのは言えるでしょう。

「会社の命令」と「法規制」と、どちらを優先にすべきかなんて小学生でもわかりそうなレベルなのに、「それができない企業」と「わかっていても保身に走る社員」がなくならない。
法を犯すことより会社をクビになることが怖いということ?





普通のトラックドライバーには難しい時代になったものです。
ギリギリの仕事量をこなしてギリギリの報酬を得ていたわけですから、仕事量が減れば収入も減る。
しかも来年4月からは同一労働同一賃金がスタートする。
正社員と非正規社員が混合した職場では、非正規を正社員に合わせるのではなく正社員を非正規に合わせる方が現実的と言われています。

運送業界の場合、どうなるのでしょう?

トラックと軽では同一労働と言えるのか?

労働時間が同じとしても確かに運搬量には格段の違いがあります。
ただそれはあくまでも道具の差による一つの結果論です。
走行距離、積み降ろし回数、経費の負担など様々な角度で検証していくと一概にトラックの方が仕事しているとも言えなくなる。特に労働時間・拘束時間が同じであればなおさらです。




ただし軽の委託側からみると同一労働同一賃金になるのは困る面もある。
正社員トラックドライバーより委託の軽ドライバーの方が稼いでいるケースが多いからです。
非正規の方が稼げる業界っていうのも悲しいですけどね。

社員に対しては会社の常識、アウトソーシングに対しては社会の常識で賃金が支払われているんですな。
これが社員に対しても社会の常識を適用させることができるのかが注目されるところです。
皆様の会社ではどのように予想されていますか?
アルバイトのトッポイ兄ちゃんやパートのおばちゃんが自分と同じような収入になることを素直に歓迎できますか?

もはや会社員の優位性など風前の灯となりつつあります。
運送業界ではそんなものはとっくに無くなっているので人が集まらないのです。





同一労働同一賃金が確実に施行されたら求人の動きや待遇がだいぶ変わっていくでしょうね。
どの業種に人が集まるのか?どの働き方をすれば一番メリット・恩恵を受けられるのか?
正社員のメリットが無くなったことがハッキリした時、自分がその会社にいる意味、雇用されている価値が改めて問われます。

いずれにせよ賃金的なデメリットは非正規側にはなく、正社員並みの待遇になるのか正社員が引きずり降ろされるのかが注目されますね。
もしデメリットがあるとすると、非正規の契約を減らして正社員の待遇を死守する対応をされた時。

まあそれで会社・仕事が回るぐらいならもっと早くやっていたでしょう。しかも労働時間規制が厳しくなっているのですから労働力・人員を減らすというのは自らの首を絞めるようなものです。

働き方云々いろいろ行われていますけど、この同一労働同一賃金が日本社会にどのような影響を及ぼすのかは非常に興味のあるところ。
経営者は匙加減を間違えたら会社はふっ飛びます!
社員の皆様は逃げ出す準備をお早めに!(笑)




posted by ガラダマ at 13:46| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする