2019年02月24日

この春の引っ越し、大丈夫?

既にいろいろなメディアで報じられておりますが、この春の引っ越しは相当の混乱が予想されています。

近年の人手不足、特に運送系においては末期的症状を呈しているほど深刻であり、そこにヤマトの子会社の不祥事問題・営業自粛が重なり大量の引っ越し難民が発生するであろうという予測。実際、すでに予約のお断りが目立ってきている様子。たった1社の営業自粛がこれほどに影響を与えるなんて、ヤマトの子会社はどれだけシェアを食っていたんだろうかと思ってしまう。


この時期の引っ越しのアルバイト募集は毎年恒例ですが、年々応募は減ってきているようです。あまりにハードな仕事のため、イマドキの若者気質的にはそこそこのお金になっても敬遠するようです。いや、若者でなくても現役のドライバーでさえ時給1,000円ちょっとで家具とか家電とか運びたいとは思いません(笑)

最近は家具や家電にちょっとでもキズをつけようものなら途端にモンスタークレーマーに変身する客が増えていることも、この仕事が敬遠される遠因になっているとか。まあ引っ越し会社自体にも悪いイメージが蔓延っていますから、運搬中にキズ付けたりして損害賠償沙汰になったりしたら、バイト代から弁償代として引かれるかもしれないという怖さもあるでしょう。「このバイトだけはやめとけ」なんて若者の間にはすぐ拡散しちゃう時代ですから。


例年、お世話になっている運送会社も引っ越しシーズンになると提携している引っ越し会社から協力要請があり、下請けとして仕事を受注してきます。
社員のトラックドライバーは休日返上で駆り出され、そのシワ寄せが委託の軽ドライバーに来る。土日に引っ越し仕事で社員を出勤させるので平日に代休を取らせる。当然平日のトラックがやるはずの荷量の一部が委託に。

本来トラックがやる荷物ですからパレット級のボリュームがあったりする。以前は無知な軽ドライバーも多くいて大人しく会社に協力していましたけど、結局は過積載と知っていながらやらせるのも請けてしまうのもダメでしょっ!ということに気付き(遅)、委託側も堂々と過積載仕事を拒否するようになりました。もし拒否したことで運送会社が委託側に不利なことをしてきたら、立派なパワハラであり法に触れる作業を強要していたとして逆に訴訟をおこされてしまいますから何も出来ないでしょうけど。

今まで委託に押し付けておけばやってくれると思っていた事が出来なくなったのと、トラックドライバーが不足していることもあって最近は以前と違ってだいぶ引っ越し仕事を請ける量は少なくなって来ているようです。今年はかなり強く引っ越し業界から運送会社に協力要請があると思われますが果たしてどうなるでしょうか? 


人手不足は運送会社も一緒。委託の反乱という裏事情もあるので、請けたくても請けれないというのが実情だと思います。目の前に仕事はたくさんあるのにドライバーがいなくて請けることができない引っ越し・運送業界。特に引っ越し会社は1年で最大の稼ぎ時だというのに。

業務内容がハードなだけに人も集まらないというジレンマを抱えてこの先これらの業界はどうなっていくのでしょうか?働き方改革が遅れて人を大切にしてこなかったツケが今降りかかって来ている。法を順守すれば会社が成り立たないという根本的におかしなビジネスモデルの会社は崩壊が目前に迫っている。長く働きたいなら働き場所はしっかり吟味しないと。





posted by ガラダマ at 10:51| Comment(0) | 軽運送のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする