やがてその違和感が右足太もも裏から臀部へと広がり、先月末ぐらいには朝布団から起きるだけでも右下半身全体に軽い痛み・痺れが出ていました。
さすがにこのまま放置していても解決しないだろうと、今週月曜日に病院へ行ってきました。
右足と言えば皆様ご存知のようにアクセルとブレーキを踏む重要な役割があります。
右足全体に痛みや痺れがあるのはヤバいですね。
実際ペダルを踏む時には何か神経が引っ張られるような嫌な感じがしていました。
まあ症状から「座骨神経痛」と言う疑いが強かったのですが、レントゲンや触診でやはり座骨神経痛だね、と診断が出ました。
また一つ老人っぽい持病が加わりました(^^;)
そろそろ病院の待合室でご老人たちの病気自慢の会話に加わることができそうです。
レントゲンでは背骨自体は変な歪曲やずれもなく綺麗に並んでいるとのことでしたが、問題があったは腰痛に関する原因の多くに関係する第4腰椎と第5腰椎の間隔が、第1〜第4腰椎の間隔に比べて明らかに狭まっていました。
レントゲンで見ると非常によくわかる状態です。
腰椎の間にはクッションの役割を果たしているような椎間板があるのですが、加齢や衝撃等で減ったりずれたりすることで、腰椎の中を通っている神経や背骨周辺の神経を圧迫するなどして腰から足先にかけて痛みや痺れをもたらします。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、分離すべり症などの名称は聞いたことがあると思います。
いずれも腰椎、特に第4と第5腰椎が多く関係しています。
私も40代以降ギックリ腰を何度も経験していますし、軽貨物運送業を始めてからは毎日のように窮屈な運転姿勢と荷物を持ち運ぶという腰に負担のかかる仕事をしていますから、別に不思議な発症ではないですね。
多くのドライバーが腰痛持ちというのは、椎間板の摩耗や損傷を疑った方が良いですし「職業病だから」と放置せず早めに診察してもらうべきです。
悪化させれば日常の歩行すら困難になり手術・入院とかになれば収入にも多大な影響が出てしまいます。
もう一つ診察で発見があったのですが、医者の背中の触診で私の場合は右背筋が左背筋に比べて明らかに弱く、背骨に歪みが無い割に体幹が崩れているとのことでした。
体幹の崩れは腰痛にも繋がることで改善が必要です。
右利きなのに利き腕側の背筋が弱いというのも不思議な感じがいたしますが、例えばショルダーバックを肩にかけるのはいつも左肩ですし、買い物した時などに荷物を持つのはそう言えば左手で持つことが多いかもしれないなぁと。
配達時、荷物は左手で持ち右手はインターホンを押すとか。
握力もそう。左手の方が何故か強いのを思い出した!
日常の中の自分では意識していない行動も、改めて思い起こしてみると体幹の崩れに繋がっているんですね。
先日引退したインストラクターの仕事でも他人に教えていたではないか!(^^;)
整形外科の先生や整体師の方々は、触診すればすぐに患者の問題点を見抜くことができるんですね。流石です!
私達も何かそういうプロフェッショナルな部分を身につけたいものですな。
診断の結果としてはまだ重度の状態ではないので、しばらくは投薬で様子を見ましょうと。
痛み止めと血行を良くする薬を続けてみます。
私は薬が良く効くタイプの人間で、痛み止めはすぐに効果があり飲むと痛みや痺れは感じなくなります。しかしこれは表面上のその場しのぎであり根本的な治療となるかは不明。
ただ運転中の違和感が無いだけでもだいぶ楽ではあるが。
どうしても加齢による体の綻びは避けられない。
ただ、普段の姿勢や寝相、枕の相性や運転席のクッション等でコンディションを保つことは工夫できます。
特にドライバーという腰痛とは切っても切れない職業は、普段の心がけで仕事寿命を長くすることは十分可能。
痛くなってからでは厄介です。
定期的な健康診断はもちろん、レントゲン等で腰椎の状況等も診察してもらうことをおススメいたします。
ストレッチや適度な体幹トレーニングも取り入れて、常に体のケアをしてくださいね。